名古屋市の損害保険・生命保険代理店なら保険ポイント「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

職場に潜む災害の目を摘む 安全衛生管理とは

職場に潜む災害の目を摘む 安全衛生管理とは

職場には、様々な危険が存在しています。安全衛生対策を行うことで職場の中に潜在する災害の芽をつんで未然に災害を防ぐことが大切です。現場に災害の危険がないか確認し、不備が発見されたものに対してはすぐに改善を行いましょう。人や予算的な問題や改善に時間を要するものについては作業を中止し、対策を早急に検討しましょう。今回は安全衛生対策の実施について考えてみましょう。

【目次】

1.パトロールでチェックすべきこと

2.カメラで事例を撮影、共有

3.今回のまとめ

 

パトロールでチェックすべきこと

職場で安全衛生対策の一環としてパトロールを行うことは効果的です。パトロールの目的は、現場にほどよい緊張感をもたせることです。また厳しい目をもって職場を視察する一方よい取り組みを実施していたときは褒めることで現場のやる気を引き出します。

職場で安全衛生対策の一環としてパトロールを行うことは効果的です。パトロールの目的は、現場にほどよい緊張感をもたせることです。また厳しい目をもって職場を視察する一方よい取り組みを実施していたときは褒めることで現場のやる気を引き出します。管理者が現場で働く人に声をかけることで、工程の進捗状況の確認や健康管理にもつながります。現場の意識を鼓舞する目的もあるため、管理担当者は全従業員の模範であるという心構えが必要です。服装は清潔にし、ボタンなどもきっちり締め、保護具等もマニュアル通りに身につけましょう。

【実施時期を決めない手法も】

安全衛生パトロールには、実施者、目的などの違いによりいくつか手法があります。具体例をあげてみますと経営トップ層によるパトロール、委員会などの参加者によるパトロール、日常行われる管理者、担当者のパトロール、協力会社と行うパトロールなどが挙げられます。建設現場では、女性の視点で行ったり、現場に詳しくない事務系の社員が実施するなど、新鮮な目で確認する取り組みも見られます。パトロールを行う時期、周期については毎日、一週間、一か月、6か月と目的により異なりますが、ケースによっては実施時期を決めず抜き打ちで行うことも考えられます。※労働安全衛生法令で定められた定期自主検査や作業環境測定とは分けて考えると良いでしょう。こちらは専門的な知識をもった有資格者が行うことを前提としているためで、極めて正確に実施することが要求されるからです。職場の不具合を効果的に確認するためにはチェックリストの作成が必要になります。既成のものもありますが、現場の実態に合わせて手直ししていくことが大切です。

チェック項目の検討をする際は、増やし過ぎたり煩雑にしてしまうことは避けましょう。あいまいな表現や、作成者の知識、経験に頼りすぎないようにして、現場の管理者の声を充分に反映したものを作成する必要があります。機械設備の新設や改善、作業方法など現場の変化に合わせて定期的に内容を検討し、常に設備や作業方法の実態にマッチしたものである必要があります。場合によっては委員会や検討会などを設けて、チェック項目や点検基準、点検方法などの改廃を適宜行えるようにするといいでしょう。

カメラで事例を撮影、共有

パトロール時には以下のものが役に立ちます。

①カメラ(デジタルカメラ、スマートフォン搭載カメラ)

②ペン(ひも付き)

③指し棒

④巻き尺

⑤ライト

特にカメラは是正すべき点、好事例などをその場で撮影、録画でき、素早くそれを皆で共有できるので便利です。筆記用具はチェックリストの記入で使用します。現場で落とさないようにひも付きのものが良いでしょう。指し棒は高所や危険部分の指示に役立ちます。巻き尺は手すりの高さやピットの深さなど測る時に使用します。ライトは機械の下部や裏側など確認するときに便利です。(参照 労働新聞 安全スタッフ8月号)

今回のまとめ

安全衛生対策やパトロールの目的は、不安全箇所・問題点の発見と、速やかな原状回復ですが、本当の目的は「安全衛生管理体制の欠陥」を見つけること、「システムの欠陥、動作していない箇所」を発見することです。原因に対する対策がなされなければ安全点検の目的の大部分は達成されず指摘事項が繰り返されるだけです。 システムの欠陥、動作していない箇所を発見し、改善を加えていくことで組織内の安全衛生、災害防止がシステムとして機能するようになります。昨今ではDX化やAI化による手法が災害防止分野でも活躍しているので、それらを活用することも一つの方法でしょう。従業員の高年齢化、外国人労働者、未経験労働者など、労働災害にまつわる様々な不安要因は今後増えこそすれ減ることはないと思われます。社内の安全衛生システムの構築でリスクを回避するとともに、起きてしまった事故に際しては、企業としてスピーディーに対応することも求められます。企業向けの保険商品の中には、従業員のケガや病気に速やかな対処ができるものもあります。従業員に安心して長く働いてもらうために福利厚生制度の一環として、取り入れているところもあります。安全衛生対策や従業員の福利厚生制度にご興味のある方は、お近くの保険代理店などでぜひ一度ご相談ください。

 

損害保険のご相談は株式会社保険ポイントまでぜひお任せください。

TEL>052-684-7638

メール>info@hokenpoint.co.jp

 

お電話、メールどちらでもお待ちしております。