名古屋市の損害保険・生命保険代理店なら保険ポイント「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

知らないと損する??自動車保険のお話【加入編】

知らないと損する??自動車保険のお話【加入編】

自動車保険への加入を検討する際に、一番の決め手は何でしょうか?

保険料の安さ、事故対応、補償内容、代理店との人間関係など様々な理由がありますよね。アフターサービスも含めて安心感もあり車のご購入時に自動車ディーラーや中古を扱う車屋さんなどでそのまま保険に加入されている方も多いと思います。

また保険料が一番の決めての方であれば、ネット系の保険会社で加入を検討されるケースが多く、実際にプライベートがメインの使用、ゴールド免許、年齢も30代、40代、50代の方であればネット系の保険会社で加入することが保険料のメリットを一番受けられると考えられます。

逆に業務使用がメイン、年齢も全年齢(18歳以上)、作業車やトラックを複数台所有している法人のようなケースではネット系の保険会社の保険料のメリットが弱くなるように感じます。また超高級車や並行輸入の型式不明車などの保険加入(車両保険付き)の加入などは引き受けが厳しいので断られてしまうケースもあります。

自動車保険の加入を検討される際に、メリット・デメリットがそれぞれあると思いますので、今回はご意向にあった保険加入を実現するために、意外と知らない自動車保険についてご紹介していきたいと思います。

【目次】

1.法人の自動車保険について

2.ネット系保険会社で断られたら

3.今回のまとめ

 

法人の自動車保険について

自動車保険は、みなさまも身近に意識していただいていることもあり、なじみやすい損害保険ではありますが、意外と奥が深いものなのです。以下にその内容をご案内します。

⑴ノンフリート等級ってなに?

新しく車を購入し、保険に加入したい時は車ごとに保険に加入する必要があります。新規加入の時は6等級(複数台所有新規の時は7等級)からスタートし、一年間無事故であれば1つ等級が進み7等級となり割引率が大きくなります。一般的に20等級まで割引が進み頭打ちとなります。逆に事故を起こすと3等級ダウンや1等級ダウンなど事故の内容により等級が下がり割引率が低下して保険料が値上がりします。無事故の方の保険料が年々安くなり事故が多い方の保険料が値上がりする仕組みになっています。

等級は車ごとに記名被保険者(主にその車に乗る人)が決まっており、車を買い替えたり保険会社を切り替えても等級を引き継ぐことは可能です。

⑵等級の引継ぎ

基本的にご自身の等級を他人に譲渡することはできませんが、例外として同居の親族間であれば等級を引き継ぐことが出来ます。例えば、同居している親子であれば割引が進んだ親の等級を年齢が若く保険料が高い子供の車に譲渡することは可能です。

残念ながら法人と個人とでは別人格になるので等級の引継ぎは出来ません。

⑶法人での自動車保険の契約

等級引継ぎのところで触れたように、法人と個人との間では等級の引継ぎは出来ません。

法人の保険契約としてよく見かけるのが、保険料の引き落としを法人口座にして、記名被保険者を社長にしている契約です。割引が進んでいる社長個人の等級がもったいないので、等級を生かすためのやり方になります。

ただ、基本的には会社で新しく自動車を購入し従業員さんも使用することが多いのであれば、契約者を法人として記名被保険者も法人として新規の6等級からスタートすることが望ましいです。

⑷個人法人間特則とは

例外としてある一定の条件を満たすことが出来れば、個人と法人との間で等級の譲渡が可能な場合があります。

個人法人間特則の条件
①個人事業主で事業を行っていたこと
②自分で新たに法人を設立した初代の代表であること
③個人事業主と新たに設立した法人の事業内容が同一であること

上記の条件を満たす場合、個人事業主時代に複数台の自動車を所有し等級の割引が進んでいた場合、新たに設立した法人に等級を引きつぐことが出来る可能性があります。

ただ各保険会社により規定が異なるケースもあるので特則が使用できるかどうかは確認が必要となります

⑸等級の入替

個人契約や法人契約で自動車を複数台所有している場合では、自動車の増車時または減車時に限り等級の入替ができます。

例えば、20等級の軽自動車を所有していて新たに高級車のレクサスを購入した場合に車両入替でレクサスに20等級を継承させて、軽自動車を新規の6等級もしく7等級でスタートさせて保険料を安く抑えることも出来ます。

さらに3台以上の車を所有している場合には玉突きで等級を継承させていく事も可能です。

例えば、ハリアー18等級、ハイエース15等級、プロボックス9等級を所有している法人が新たに高級車のベンツを購入した場合に下記のように等級を玉突きで継承させることも出来ます。

ベンツ18等級(元ハリアーの等級)、ハリアー15等級(元ハイエースの等級)

ハイエース9等級(元プロボックスの等級)、プロボックス新規6等級

等級の入替に関しては所有者や記名被保険者が同一であることなどの条件も存在するので細かい規定などは代理店などにご確認ください。

⑹ノンフリート複数台割引

契約者・記名被保険者・保険始期などを合わせることにより複数台の車を1つの証券で明細付契約として保険に加入することが出来ます。

保険会社により割引率は異なりますが、数パーセントの割引があります。さらに月払いなどの分割払いの場合には分割割増なども無くなる事があります。

また、1つの証券で契約することにより管理しやすくなり保険の掛け漏れや満期更新の失念などの予防にも繋がります。

ネット系保険会社で断られたら

2000万以上するような超高級車や型式不明車の並行輸入車に車両保険付きで保険の加入を希望されて、保険会社から保険の加入を断られてしまうケースがあるようです。

特にネット系の保険会社などではリスクが高い保険の引き受けをお断りする傾向が強いように感じます。対面式の保険代理店でもお付き合いのないお客様に対してはリスクの高い契約をお断りする代理店もあるようです。

盗難が多い盗難注意車や超高級車、プレミアが付いた車などのお引受けを希望される場合は引き受けに関して保険会社と交渉できる権限がある代理店や保険の募集人にお願いする必要があります。

その上で主に下記のような項目をお聞きして保険会社と募集人が総合的にお引受けの判断をします。

・車の所有者の属性

・車の保管場所

・誰が運転者するのか、運転者は限定されているのか。

・過去の事故歴や運転歴、他の車の等級など

今回のまとめ

複数台の車を法人で管理するようになると、上記の割引や車両入れ替え時のテクニックを使用するのと使用しないのとでは保険料が大きく変わってくると思います。

また、法人で10台以上の車を所有・使用・管理するとフリート契約になるなど複雑な部分も出てきますので、気になる方は是非お問い合わせください。

 

自動車保険、損害保険のご相談は、株式会社保険ポイントへぜひお任せください。弊社スタッフがわかりやすく丁寧にご案内いたします。

TEL>052-684-7638

メール>info@hokenpoint.co.jp

 

お電話、メールどちらでもお待ちしております。