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職場のコミュニケーション活性化「コーチング」を学ぼう

職場のコミュニケーション活性化「コーチング」を学ぼう

仕事の現場において、コミュニケーションを円滑して指示がうまく伝わるようにすることが大切です。しかし実際は、言いたいことが一方的になってうまく伝わらなかったりすることがあります。そのような時、社内でのコミュニケーション力の向上には「コーチング」が有効です。

【目次】

1.ティーチングとコーチングの違いとは

2.理解→行動の流れを完成させる

3.相手自身に気づかせるテクニックとは

4.今回のまとめ

 

ティーチングとコーチングの違いとは

「コーチ」というとスポーツのコーチが真っ先に思い浮かびますが、まさにそのコーチが実施すべきことをまとめたものが「コーチング」です。指示においては指示を出すあなたがコーチになって、指示を受ける人に対して正しい行動をとるよう導かなければなりません。コーチングはone on one のやり取りが基本ですがこれをグループ間のやり取りに適用するのがグループコーチングです。コーチングの手法を導入することにより、日々会社で実践しているKY活動が充実したものになります。

このように活動や作業打ち合わせにおいて従来のような安全指示を一方的に伝える「ティーチング」から、相手の自発的な行動を促す「コーチング」へと変化させることができます。一つ間違えてはいけないのは、「コーチングがティーチングより優れている」というわけではありません。新入社員に業務の進め方を教えたり、OJTやマネジメントにおいても「ティーチングでまずは答えや目標を明確にする」ことが求められます。必要なスキル、知識がない人に対してはまずはティーチングから始めなければなりません。ある程度関係性ができ、相手の知識が定着してきたらコーチングの手法にうつるとよいでしょう。

理解→行動の流れを完成させる

指示を出す人へうまく伝えるために、あなたは「自分自身のこと」「相手のこと」「伝達方法」の3つを考える必要があります。

【指示を上手く伝えるために考える3つのこと】

◇自分自身のこと

指示をうまく伝えるためには、その場をとり仕切って指示を伝えるあなた自身が考えるべきこと、実践すべきことがあります。

◇相手のこと

指示は伝えたら終わりではありません。あなたが指示した内容を、相手が理解して行動にうつさなければ指示が伝わったことになりません。そのために相手のことを理解し、また相手との良好な関係を築かなければなりません。

◇伝達方法

あなたから相手に一方的に与えるだけではうまくいきません。単なる一方通行ではなく、指示を相手とのコミュニケーションの一環として捉え有効となる伝達方法を見出す必要があります。

安全指示を伝えるということは、相手が指示の内容を理解して、また指示に基づいて行動するまでの流れを完成させる必要があります。でなければ現場で労働災害が発生し、人の命が危険にさらされる恐れが生じます。相手自身が実際に行動することにきっかけを与え、その行動をフォローするために、コーチングという手法は有効なのです。

相手自身に気づかせるテクニックとは

相手自身に問題を気づかせるには、相手への質問の仕方が重要です。指示を一方的に伝えるのではなく、相手への質問を通じ、あなたの伝えたいことを気づかせるようなテクニックが求められます。また従来、安全指示を伝える際に用いられてきたイラスト、図面、写真などに加え、近年さらに進化したICT(情報通信技術)の効果的な活用もとりいれるとよいでしょう。ICTを活用する最大の利点は、情報の「見える化」と「共有」です。スマートフォンやタブレット端末では、そのハード自体の進化により携帯性が各段に向上し現場に持ち出すことができるようになりました。またソフト面でもクラウドという考え方により、情報の共有が広範囲で可能になりました。

☆コーチングのポイント☆

コーチングの基本は、「相手の話を聞くこと」です。言い換えると相手に話してもらうことにより相手自らが積極的に考えたり行動したりすることを促します。あなたからの質問と相手からの回答を積み重ねることにより、相手の持っている情報、知識、技量、安全意識などを把握し、また相手自身にも気づかせ目標を達成するために、どのように行動すべきか具体化させます。

今回のまとめ

コロナ禍により、KY活動やミーティングの形態も変わってきています。直にコミュニケ―ションをとる機会は減っているかもしれませんが、コーチングの手法を用いて、離れていても円滑な意思疎通が図れるようにしておくとも良いでしょう。さらに言えば、ICT(情報通信機器)の活用等により、場所を問わず共有できる事は逆に増えてきていると言ってもよいのではないでしょうか。綿密なコミュニケーションにより円滑な人間関係を築いておくことは従業員一人一人の意識に反映され、ミスや労災事故等を防ぐ力となります。 それでも労災事故をゼロにするのはなかなか難しいかもしれませんが、私たち保険代理店では、労災の上乗せ保険による万が一の業務中のおケガ、病気による入院、働けない間の所得補償、その他企業が抱える様々なリスク対策についてのご提案させていただくことができます。 離れているからこそ密なコミュニケーションを、そして万が一の際には保険などで備えること。この両輪をうまく走らせることによって、皆様の会社のリスクを飛躍的に減らすことができるかもしれません。労災の上乗せ保険について詳しくお聞きになりたい方は、ぜひお近くの代理店などでご相談ください。

 

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