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セカンドオピニオンを利用してみませんか?

セカンドオピニオンを利用してみませんか?

「セカンドオピニオン」は1980年代、米国で医師の意見のみで行われる過剰な外科手術にかかる医療費を抑えるために保険会社が外科医に課したのが起源と言われています。既に日本国内においても「セカンドオピニオン」という言葉は定着しつつありますが、実際に利用したという方はまだまだ少ないのが現状です。今回はセカンドオピニオンについての情報と実際に利用する際の流れや注意点について取り上げたいと思います。コロナ禍で健康診断やがん検診の受診を控えていたこともあり、ステージの進んだ状態でがん等の病気が発見されるケ-スが増えることが懸念されています。納得して治療を受けるための参考となれば幸いです。

【目次】

1.セカンドオピニオンとは

2.セカンドオピニオンの流れ

3.今回のまとめ

 

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、患者自身が納得できる治療を選べるように主治医とは別の医療機関の医師に病気の診断や治療方針について第二の意見を求めることです。それぞれの医師の意見を聞くことで患者自身が病気や治療に対する理解を深めることができるだけでなく、最善の治療方法を選択できるという点がセカンドオピニオンのメリットと言えるのではないでしょうか。セカンドオピニオンにおいて主治医と異なる治療方針が示されれば当然選択肢は広がりますが、たとえ結論(治療方針等)が同じ結果だったとしても納得して治療が受けられるため、後に治療方法に関して「もっと別の方法があったのではないか」と後悔することも避けられます。

厚生労働省の「受療行動調査の概況」では、「病院を選んだ理由」「医師からの説明の有無・理解度・説明に対する疑問や意見」などに加えて「セカンドオピニオン(他の医師の意見)」についての調査結果が公表されています。

※厚生労働省ホームペ-ジ「平成23年受療行動調査の概況 結果の概要」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/11/dl/gaikyo-02.pdf

この結果ではセカンドオピニオンが必要だと感じている患者のうち、外来患者・入院患者ともに60%以上が「セカンドオピニオンを受けたことがない」と回答しています。

「セカンドオピニオンを受けなかった理由」としては、

・受けた方がいいのか判断できない

・どうすれば受けられるのかわからない

といった回答が最も多くなっています。

・主治医に受けたいと言いづらい

という理由が次いで多いという事実も見逃せません。

先に述べた通り、セカンドオピニオンとは、患者自身が納得のいく治療法を選べるように主治医とは別の医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。患者が満足する結果が出るまで、担当医を代えたり転院を繰り返すといったドクタ-ショッピングとは異なるものだという認識を持つ必要があります。

セカンドオピニオンを受けるきっかけとなるのは、

・他の治療方法はないのか知りたい

・主治医の診断や説明に納得のいかない部分がある

・治療方法についてのアドバイスがほしい

等の理由が多いようです。

特にがんや進行性の難病といった高度な治療が必要で長期化する病気と診断された場合には当然だと言えるのではないでしょうか。

セカンドオピニオンの流れ

セカンドオピニオンを受ける最大のメリットは、主治医と異なる治療方針が示された場合に選択肢が広がるという点です。専門的な医療提供を行うがん診療連携拠点の場合などは最良の医療である標準治療を取り入れていることもあり、診断結果が大きく異なることは考えにくい、とはいえ結論(治療方針等)が同じであることで納得できる、異なる説明により病気や治療への理解が深まる、という点もメリットであると言えます。セカンドオピニオンに必要な費用は自由診療(公的医療制度が適用されない全額自己負担)扱いとなる点、治療を始めるまでに時間を要するといったデメリットを踏まえて判断されることをお勧めします。

セカンドオピニオンを受ける際には、

・まず主治医の診断結果や治療方針を理解する

・主治医に内緒にせずセカンドオピニオンを受けることを相談する

・最終的には自分で決断する

ことが重要です。

セカンドオピニオンを受けることは主治医を信頼していないと思われる、気を悪くされ今後の治療に影響するのではないか、という思いから主治医に言いづらいと思う方も多いと思いますが、多くの医師はセカンドオピニオンに肯定的だと言われています。特にがん治療においてセカンドオピニオンは珍しいことではありません。自身の治療に関わる大切な判断のためである、ということを一番に考えていただきたいと思います。

セカンドオピニオンを受けるかどうか悩んでいる場合は、医療ソーシャルワーカーや看護師の意見をきく、病院の相談窓口などを利用するという方法もあります。

そしてセカンドオピニオンを受けると決めた場合は、

・主治医の意見を理解する

・セカンドオピニオンを受ける医療機関を決める

・主治医にセカンドオピニオンを受けることを伝えて紹介状・検査結果データを用意してもらう

・セカンドオピニオンを受ける

・主治医にセカンドオピニオンを受けた医師の診断結果を伝えて相談する

・医療機関や治療方針を自身で決め、主治医に結論を伝える

といった流れで行います。

今回のまとめ

医療技術の発展により、仕事と治療を両立するという方は今後も増えていくと予想されます。ライフスタイルに合った治療を選択するだけでなく、納得できる治療を自ら選択することで治療と向き合う気持ちが強まり、前向きになれるのではないでしょうか。

企業向けの労災上乗せ保険の中には病気の補償が可能なだけでなく、

・各診療領域において学会で要職を経験した名医が、現在の診断に対する見解・今後の治療方針や方法についての意見を提供する

・より専門性が必要であると判断された場合は専門医を紹介し、紹介状のもと受診が可能

といった「セカンドオピニアンアレンジサ-ビス」がご契約者サ-ビスとして利用できる保険会社もございます。

気になる方は、お近くの保険代理店までお気軽にご相談くださいませ。

 

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