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雇用リスクという名の脅威に経営者が備えるべき保険とは

雇用リスクという名の脅威に経営者が備えるべき保険とは

損害保険と聞くと真っ先に思い浮かぶのは事故やケガのリスクだと思います。しかし現代では経営者がかかえるリスクも新しく複雑化しているため、以前のように身体障害リスクのカバーだけでは足りず、知らず知らずのうちに思わぬリスクの被害にあってしまうかもしれません。親族以外の方をおひとりでも雇っている経営者様は他人事ではなく、常に見えないリスクが近くに存在することを意識すべきです。

今回は損害保険の観点から考えられる、代表的な身体障害なしのリスクとも呼ばれる雇用リスクについてまとめました。

【目次】

1.雇用リスクとはセクハラ・パワハラ・不当解雇のことをいいます

2.恐怖のかかと落とし事件から学ぶ雇用リスク保険の必要性とは

3.普段の心掛けはどのように?管理職の方ができること

4.今回のまとめ

 

雇用リスクとはセクハラ・パワハラ・不当解雇のことをいいます

職場におけるセクシャルハラスメント(セクハラ)やパワーハラスメント(パワハラ)は、いずれも社会問題として広く認識されるようになり、事業主には、相談体制の整備など、雇用管理上必要な措置をとることが法律上義務づけられることになりました。代表的な雇用リスクの中身には上記のようなセクハラ、パワハラなどのハラスメント、その他に不当解雇などもあります。世の中の環境が変化していき、長時間労働を是正する動きやストレスチェック制度などあらゆる面で労働者の環境を思いやる環境となってきた一方で、労働者の権利意識も高まり、不満の矛先である会社を訴える手段も多様化してきています。ハラスメントについては捉える側の気持ちしだいで訴訟にもなりえますので注意が必要です

恐怖のかかと落とし事件から学ぶ雇用リスク保険の必要性とは

では、どんな事例が考えられるでしょうか。一つの事例をお話しします。

ある年の年末の忘年会シーズン、その会社では普段からあまり社長と仲の良くない従業員Aさんが在籍していました。しかし本日は無礼講!せっかくの忘年会なので皆で楽しもうとのことで、一次会、二次会、、さてそろそろお開きだ。ということで解散。皆帰宅しました。しかし例の社長と犬猿の仲だった従業員Aさんは、家ではなく会社に戻ったのです。そして社長のデスクのノートパソコンを開くと、、そこにはそのAさんにとって良くない情報があったのでしょう、なんとPCを投げつけ、かかと落としをして壊して帰って行ってしまったのです。お酒も入っていたので感情的になってしまったのでしょう。翌朝会社に出社した社長はすぐに壊れたノートパソコンを発見し激怒!全従業員を問いただした結果、例の仲の悪いAさんだと判明。即刻くびだ!とのことで解雇しました。解雇されたAさんは、なんとその足で労働基準監督署へ。。この結末としては解雇したAさんとの和解の為、約半年ほどの給与相当額と壊れたPCという痛手を、社長が負うこととなりました。これが世にも恐ろしい”かかと落とし事件”です。この事例では結局のところ、会社と従業員が戦うと、基本的には会社は弱い立場になることがわかります。また、労働者は法律的に非常に守られているということも認識できます。そこで企業の経営者に必要となってくるのが、万が一のための損害保険の準備です。雇用リスクを対象にしている保険は任意労災に追加したり、単体で用意することも可能です。実際雇用トラブルがあった際、会社側の弁護士費用や賠償金、和解金などが対象となります。未払いの残業代は対象となりませんので注意が必要です。未払い残業代はもともと会社で払うべきものだからです。

普段の心掛けはどのように?管理職の方ができること

人間関係とは単純ではなく、片方ではたいしたことがないと思っていた事柄でもお互いのボタンの掛け違いで修復できなくなるほど関係が悪くなることもあれば、いつもにこにこ円満な雰囲気の会社もあります。まずは思いやり。感謝の気持ちをもって気持ちの良い職場環境を作っていきましょう。また近年のハラスメントについてはあらゆる場面で伝える側と受け取る側での温度差による事案が多く、発言や言動に注意することも必要です。特に管理職の皆さまは部下への指導をハラスメントととられるケースもありますので指導方法も工夫がいるようです。保険で備える方法も有効です。防げなかった雇用リスクを保険でカバーできることもありますし、金銭面の補償だけでなく、困った際の相談窓口が出来るといざというときに経営者の味方となってくれるはずです。

今回のまとめ

完全なる家族経営の間では、単なる口喧嘩や少し雰囲気が悪くなる程度で済むことが、お1人でも親族以外の従業員がいれば身体障害リスクだけではなく、今回取り上げたような身体障害なしのリスクが発生する恐れもあります。社内で今回のような案件が起こると、金銭面での負担以外にも他従業員のモチベーションの低下にもつながりかねません。万一の場合に備えて普段からの心がけや備えを用意しておきましょう。

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