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【高齢者雇用】損害保険を備え、常に挑戦の姿勢を

【高齢者雇用】損害保険を備え、常に挑戦の姿勢を

高齢者雇用について、国は65歳以上の雇用義務に加え2021年4月から「70歳までの雇用確保措置」が努力義務として制定し、高年齢者が活躍できる環境整備を図ろうとしています。高齢者がもつ豊富な経験や長年つちかってきた専門的な知識は企業の競争力となりえますし、職場のダイバーシティ(多様化)が重視される現在、高齢者雇用は人材の多様化に貢献でき、企業の社会的信用やブランド力につながります。今回は、高齢者雇用を取り上げた映画の話などを交えながら、年齢を重ねても働き続ける事について考えてみましょう。

 【目次】

 1.映画「マイ・インターン」に学ぶ「高齢者が働くということ」

2.焦らず自分のできることを探して徐々に居場所を確保

3.高年齢者雇用の際注意しなければならない点

4.今回のまとめ

 

映画「マイ・インターン」に学ぶ「高齢者が働くということ」

映画「マイ・インターン」をご存じでしょうか。高齢者雇用の問題とそれを乗り越えた先にある雇用主と従業員双方の「働き続けることの喜び」が描かれています。

【あらすじ】

電話帳印刷会社に40年間勤めてきたベン(ロバート・デニーロ)は、仕事を引退し、悠々自適の生活を送る70歳。引退後も語学の勉強をしたり、一人旅に出たりと積極的に人生を楽しんでいました。しかし妻に先立たれた今、何をしても心に空いた穴を埋めることができません。そんな折、近所のスーパーで「シニアインターン募集中」のチラシをみて、思い切ってインターネットアパレルの会社に応募してみることに。応募は紙の履歴書・・・ではなく、「自己紹介動画をYouTubeにアップすること」とあり、孫にやり方を聞きながら四苦八苦。面接では40以上も年下の面接官に「電話帳の会社?番号なんてググればわかるでしょ・・・」とバカにされたりしながら、なんとか試験をクリアして彼は見事採用されます。ベンは社長であるジュールズ(アン・ハサウェイ)の下に配属されますが、最初は年代の違いからギクシャクし、うまくいきません。しかし、彼が今まで培ってきた経験からもたらされる的確なアドバイスや、周りへの細やかな気遣いに、ジュールズは次第に彼をなくてはならない存在だと感じるようになります。また若手社員たちも、人生経験豊富な彼に助言を求めることで多くを学び、彼自身も新たな仕事を通して第二の人生を豊かに過ごしていくのです。

引退後の悠々自適な生活に、ある種の憧れを持っている高齢者の方も多いかと思います。したいことをして毎日を気ままに過ごすことに、最初は喜びを感じるかもしれませんが、人によってはそういった日々は意外と長続きしません。なぜなら社会との断絶感や自分は誰の役にも立っていないという状態に、虚しさを感じてしまうからです。人は体力、気力の続く限り「誰かの(社会の)役に立ちたい」という思いをもつものなのかもしれません。

焦らず自分のできることを探して、徐々に居場所を確保

社長室配属となったものの、勤務初日に社長であるジュールズから「あなたに頼むような仕事はない」と言われ、放置されてしまうベン。しかし彼は現状を大らかに受け止めて、自分にできることから始めます。たとえばオフィスで荷物を運ぶのに困っている女子社員がいたら、迷わず手を差し伸べます。乱雑に積みあがった段ボールを一つ一つ片づけ、同僚に悩みを打ち明けられれば、年長者らしいアドバイスをし、押しつけがましくない程度に仕事の改善案や身だしなみについて提案してみる。何事もポジティブに、どんなに小さなことでも一歩ずつ「求められたら即応える」姿勢で、周囲からの信頼を少しずつ積み上げていきます。そうして周りに溶けこんでいくうちに、社長であるジュールズの目に留まり、信頼を得て会社での居場所を作っていくのです。働くことで社会から求められていると感じることは高齢者にとって日々の大きな活力となります。

高年齢者雇用の際注意しなければいけない点

高年齢者を雇用するうえでは注意しなければいけない点もあります。みてみましょう。

□健康状態に配慮しなければならない

シニア層は、若者・中年層と比べると健康上の問題が起きやすくなりますので、健康状態への配慮は必要です。 大事なのは、健康状態の変化に、本人と企業側双方が気づくことができる仕組みを作ることです。

□体力負担を減らすように工夫が必要

高齢者自身が体調に違和感をおぼえている、健康診断の結果以前よりも衰えが見えたなどの場合には、体力の負担を減らすよう仕事内容を見直す必要があります。

□知識、経験などを活用できる仕事へ配置する配慮

高齢者自身が培ってきた知識、経験が、仕事で活かせないとモチベーションは下がってしまうものです。その人の得意な分野、保有資格などを把握し、知識、経験を活かせる仕事に配置しましょう。

 企業の高齢者雇用に対し、国や自治体も様々な助成金制度を用意しています。また保険によって高齢者雇用のお手伝いすることもできます。若手や中堅社員よりケガや病気にかかりやすい高年齢者の雇用に備え、万が一の就業中のケガや病気による入院、病気で働けない期間の従業員の所得補償などは企業向けの労災上乗せ保険でカバーすることができます。高齢者でも安心して長く働ける仕組みづくりのお手伝いになるのではないでしょうか。

今回のまとめ

少子化による労働力人口の減少が続く中、今後は多くの企業が人材確保難に陥ると予想されています。今回のコロナ禍において、飲食、旅行などの業界は大打撃を受け、有効求人倍率も急落しましたが、現在はすでに下げ止まりからの上昇を始めており、今後ワクチン接種が拡大し経済活動が本格化してくると、多くの企業が深刻な求人難に陥ることは必須です。それだけに高年齢者活用などにより人員を確保することは事業継続における重要なテーマとなります。様々な公的助成金制度や、民間の保険などを活用しながら、企業自身も雇用の在り方、キャリア制度などを見直し、年齢を問わず社員、企業経営者双方が幸せになる仕組みづくりをしていくことがこれからの時代必要なのかもしれませんね。

 

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