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運賠とはどんな保険か?!運送業者貨物賠償責任保険について

運賠とはどんな保険か?!運送業者貨物賠償責任保険について

運送業者であれば気になる運賠についてとりあげます。運賠とは運送業者貨物賠償責任保険のことをいい、運送業者が自らのリスクのために手配する保険です。荷主から預かった貨物に損害を与えてしまった場合等に負担する損害賠償責任を補償するための保険の総称です。今回はこちらを解説していきます。

【目次】

1.運送業者貨物賠償責任保険とはどのようなものか?

2.2種類ある契約の方式とは

3.今回のまとめ

 

運送業者貨物賠償責任保険とはどのようなものか?

運賠とは、正式名称を「運送業者貨物賠償責任保険」といい、運送業者がお客様から預かった荷物を運送・保管中に、事故でその荷物に損害をあたえてしまった場合の賠償責任リスクをカバーしてくれる保険です。この保険は運送業に携わる法人、個人事業主の皆様にとってとても重要なものだと言えます。なぜなら事故で荷物が損害を受けた場合には、業者側にまったく落度がなかったとしても、お客様に弁償しなければならないケースがあるからです。運送業者の方は、お客様から預かった荷物を運送中や保管中に事故でその荷物が損害を受けた場合は原則としてお客様に弁償(損害賠償)をしなければなりません。弁償しなくても良いのは、天変地異などの避けがたいよほどの要件が揃った場合などです。また運んでいる荷物の価値によって、その損害額は会社運営に大きな負担をしいられることとなります。そこで今回取り上げております運送業者貨物賠償責任保険に加入していますと、弁償額やその他の費用をカバーすることが可能となっています。ただしどこまでの損害事故をかばーするのかどうかは、加入する契約のタイプによって変わってきますし、運ぶ荷物にも様々なものがあるので、保険金を受け取るのに条件があったり、全部をカバーしてもらえなかったりすることもあります。したがってまずは、ご加入の際の契約のタイプが適切なのかどうか分析することと荷物に応じた扱いを理解することが必要です。

【契約者、被保険者について】

以下のいずれかの事業免許を有する運送業者が対象となります。

①一般貨物自動車運送事業

②特定貨物自動車運送事業

③貨物軽自動車運送事業

④第1種利用運送事業

※その他の事業免許をお持ちの場合は取扱い代理店に確認していただくことをお勧めします。

【輸送用具について】

営業用貨物自動車の登録番号を有する自動車とします。

【保険期間について】

この保険の保険期間は1年間です。保険期間が1年を超える長期契約や1年未満の短期契約のご契約はできません。

【保険料算出に必要な事項とは】

■すべての契約に必要な事項

・輸送中の1事故支払い限度額のご希望

・1事故あたりの免責金額(自己負担額)のご希望

・追加されたいオプション(特約)のご希望

・「個人の家財」除外の要否のご希望

・保険料払込方法のご希望

【補償してもらえる損害や費用の種類とは】

基本的な補償範囲はお客様に弁償するのにかかった実費です。ただし契約で支払限度額を設定することができます。また一定額までは自己負担とすることができ、これを「免責金額」といいます。支払い限度額が低ければその分保険料は安くなります。また免責金額が高いとその分保険料が安くなります。

2種類ある契約の方式とは

運送業者貨物賠償責任保険の契約方式には2種類ございます。事業全体をカバーする契約と1台ごとにカバーする契約です。

【事業全体をカバーする契約方式】

事業全体をカバーする契約は前年度の売上高等を基準として保険料を算出します。この契約方式ですともれがなく事務処理もスムーズで簡単だというメリットがございます。ただし、前年度の事故率等の不利なデータも会社全体にひもづいてみますので前年度にとても大きな損害が続いた場合は保険料がそのぶん高く設定されてしまうこともあります。

■売上高方式

・直近の年間売上高に基づき保険料を算出します。

・車両登録番号を特定する必要はありません。

【トラック1台ごとにカバーする契約方式】

トラック1台ごとにリスクを補償する契約方式は、そのトラックごとに稼働状況を見ながら保険料を計算します。そのため事務処理は面倒となりますが、損害率などもトラック1台ごとに判断されるので前年度会社全体で事故率が高かった場合でも、トラックによっては保険料の値上がりを抑えられる可能性もあります。

■車両特定方式・軽貨物車特定方式

・車両台数に基づき保険料を算出します。

・全車両付保または一部車両付保を通知していただきます。

今回のまとめ

運送業者であれば必ず加入しておくべきだといえる運送業者貨物賠償責任保険について取り上げていきました。基本的には運送中の事故によるお客様の荷物の損害を弁償するための費用が対象となりますが、特約によって自力走行不能時に輸送中の貨物を目的地まで運ぶための費用や後片付けをするための費用などをカバーすることも可能です。現在ご加入の内容も見返し、事故時に必要と思われる補償を考えながら保険担当者と今一度確認なさってみると良いかもしれません。

 

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