名古屋市の損害保険・生命保険代理店なら保険ポイント「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

高所作業による屋根工事業で多く起こる”落下リスク”に保険で対応する方法とは

高所作業による屋根工事業で多く起こる”落下リスク”に保険で対応する方法とは

屋根工事業とは、瓦、スレート、金属薄板等による屋根をふく工事をいいます。板金や断熱材料により屋根をふく工事も、屋根工事業となります。(大陽光発電設備の設置工事は「電気工事」に該当するため別途電気工事業許可が必要になりますので注意が必要です)。

軽微な建設工事以外の屋根工事を請負うには、その工事が公共工事か民間工事かを問わず必ず建設業許可(屋根工事業許可)を取得しなければなりません。

高所による作業が多いため、落下リスクが高まりますが、作業計画をしっかり行い、リスクアセスメント(リスクの特定、分類、評価)を行うことが事前に出来る準備となります。また、高所からの労災事故や賠償事故は重大災害につながることも多く、企業としては、民間の労災の上乗せ保険と工事賠償保険が必要になってきます。

今回はそんな屋根工事業において起こり得るリスクと、備えるべき補償について考えてみましょう。

【目次】

1.高所からの転落や落下が多い屋根工事業、重大災害につながることが多いです

2.リスクアセスメントとは、リスクの特定、分類、評価をすることです

3.今回のまとめ

 

高所からの転落や落下が多い屋根工事業、重大災害につながることが多いです

傾斜があり、足元が不安定な中での作業が多い屋根工事では、滑落などによる事故が発生します。古い家屋では屋根そのものも老朽化している場合が多く、屋根を踏み抜いて下に落ちてケガをするケースもあるようです。

また、作業中のミスなどが、賠償事故に発展する可能性もあります。

事故事例 ケガ

・屋根に上っての作業中、足をすべらせて落下し、骨折。全治二か月の重傷を負ってしまいました。→業務災害のリスク→政府労災や労災の上乗せ保険

事故事例 賠償

・高所から誤って資材を落下させてしまい、通行人にケガをさせてしまいました。→対人賠償のリスク→工事賠償保険

・屋根での作業を中途で終えた後、瓦を外した部分に十分な防水措置や養生をしておかなかったためその部分から雨漏りし、お客様の家財が濡れてしまいました。→対物賠償のリスク→工事賠償保険

 

このように、ケガだけでなく、依頼人や第三者に対する賠償についても考え、備えておく必要があります。緊急対応費用や被害者見舞金、場合によっては訴訟費用、争訟費用なども準備しなければいけないかもしれません。なかなか事業者本人や会社だけでまとまった資金を用意するのは難しい場合もあります。

作業に伴う従業員のケガ、賠償リスクに対応している保険を検討するのも、備えの一つです。

リスクアセスメントの重要性

屋根上で作業を安全に行うには、作業計画を事前に立てなければなりません。作業計画を作成するにあたっては、屋根の勾配、形状、周囲の状況等を調査した上でリスクアセスメント(リスクの特定、分類、評価)を実施し、リスク低減措置を計画に取り込むことが必要です。また、現場での安全を確保するためには、作業計画や安全作業手順書を作業員が十分に理解する必要があります。

リスクアセスメントの目的

リスクアセスメントの目的とは、工事現場に潜在する労働災害の原因となる「危険性又は有害性」を特定し、負傷又は疾病 の「災害の重大性(重篤度)」及び「災害の可能性(度合)」低減対策を講じることができ、労働災害のさらなる減少を図ることにあります。高所の作業ではあらかじめどのようなリスクや危険が潜んでいるのかを把握し、足元が不安定な場所でも、いかに計画通り業務を遂行できるかがポイントとなってきます。

リスクアセスメント実施による効果

・現場のリスクが明確になる。

・リスクに対する認識を現場全体で共有できる。

・必要な安全対策を合理的に優先付けできる

・守るべき安全ルールの理由が明確になる。

・危険に対する感受性が全体に高まる

上記のような効果が期待できます。未然に労災事故や賠償事故防ぐことの重要性を従業員と共有しておき、安全意識を高めていきましょう。

 

建設業28業種の中での他業種については 関連まとめ記事▶【保険代理店”目線”のまとめ記事】28種類もある建設業の種類について「建設業許可」で分類される各業種を徹底解説! をご覧ください。

 

今回のまとめ

高年齢労働者も多く働いている建設業界。その中でも屋根工事は危険な職種だといえます。作業員が屋根上で転倒しても墜落に至らないような墜落防護措置を取ることが必須です。具体的には、屋根用足場の設置、親綱を張って安全帯の使用、屋根周りに落下防止用ネットを設置するなどの措置を講じることで、作業員のケガに対するリスク軽減効果を高めることができます。

安全対策を万全にしていても、事故が防げない時もあります。思わぬケガや賠償事故には保険に加入することでリスクに伴う様々な費用の補償を受けることができます。

一度お近くの保険代理店などでご相談されてはいかがでしょうか。

■従業員だけではなく、一人親方や下請けをまとめて補償できるケガの保険を探している方、工事の賠償保険のお話が聞きたいという方はいらっしゃいませんか?名古屋の建設業の保険を中心に扱う株式会社保険ポイントでは、実際にお客様のもとへスタッフがお伺いし、わかりやすく丁寧にご案内いたします。【弊社の事務所は名古屋市中区の大須に御座います。ご希望であれば事前予約によりご来社いただくことも可能です】ぜひお気軽にご相談ください。

TEL▶052-684-7638

メール▶info@hokenpoint.co.jp

 

お電話でもメールでもどちらでもお待ちしております。