お知らせ・コラム
最新のハラスメントを知ろう
2022年4月1日より中小企業における職場のパワ-ハラスメント防止措置が義務化され、すでに1年以上が経ちます。今やハラスメントの数は50種類以上とも言われています。今回は、職場で起こり得る最新のハラスメントについて取り上げてみたいと思います。職場のハラスメント対策にお役立てください。
【目次】
1.最新のハラスメント(2022年版)
2.ハラスメントをなくすためにできること
3. 今回のまとめ
最新のハラスメント(2022年版)
一般社団法人日本ハラスメント協会ホームペ-ジにて公表されている2022年版の「職場でよくあるハラスメント種類 一覧表」によると、一部抜粋されているものだけでも39種類あります。どのようなものか見てみましょう。
【パワ-ハラスメント(パワハラ)】
優越的な関係に基づき、業務上必要な範囲を超えた言動により就業環境を害すること
【新型パワーハラスメント(新型パワハラ)】
やる気のある人間に対して力を発揮できない状況に誘導する行為
【セクシュアルハラスメント(セクハラ)】
性的な嫌がらせをして相手の就業環境を害すること
【マタニティハラスメント(マタハラ)】
妊娠をしている人や出産を終えた人への嫌がらせ
【パタニティハラスメント(パタハラ)】
育児休暇制度を利用しようとする男性への嫌がらせ
【モラルハラスメント (モラハラ)】
言葉や態度によって相手に精神苦痛を与える行為
【リモートハラスメント(リモハラ)】
ZOOMやTeamsなどWeb会議システムを通したやりとりの中で起きるパワハラやセクハラなど様々なハラスメント行為
【コロナハラスメント(コロハラ)】
新型コロナウイルスという社会問題を建前にしてばい菌扱い、差別、暴言、排除、強要などをする行為
【ワクチンハラスメント(ワクハラ)】
新型コロナのワクチン接種を強要する行為
【逆ワクチンハラスメント(逆ワクハラ)】(日本ハラスメント協会提唱)
新型コロナのワクチン接種をしないように強要する行為
【ロジカルハラスメント(ロジハラ)】
正論や論理的な言葉によって相手を追い詰める行為
【セカンドハラスメント(セカハラ)】
ハラスメント被害者が事実を他人に訴えることで逆に圧力や非難など二次的被害を受けること
【ハラスメントハラスメント(ハラハラ)】
上司などに対して何かにつけて 『これはハラスメントだ』と主張する行為
【妊活ハラスメント(ニンハラ)】
女性に対して妊娠や妊活のことを聞くことで不快な思いをさせてしまう行為
【2人目ハラスメント(フタハラ)】
出産を終えた女性に次の子供の予定を聞く行為
【パーソナルハラスメント(パーハラ)】
個人の外見や趣味など、その人の個性を否定するような発言をする行為
【アルコールハラスメント(アルハラ)】
社会的な地位の強い者が立場を利用して弱い立場の人にアルコールを飲むように強要する行為
【ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)】
性別の差別をする行為
【レイシャルハラスメント(レイハラ)】
人種や国籍といったことで相手に対して嫌がらせをする行為
【時短ハラスメント(ジタハラ)】
仕事がまだ残っている従業員に対して経営者や管理職が仕事の切り上げを強要する行為
【エイジハラスメント(エイハラ)】
年齢を差別し嫌がらせをする行為
【リストラハラスメント(リスハラ)】
リストラ対象者に対して嫌がらせをしたり不当な扱いをして自主退職に追い込む行為
【エンジョイハラスメント(エンハラ)】
仕事は楽しいものだと思うことを強制する行為
【カスタマーハラスメント(カスハラ)】
客の立場を利用して自己中心的で理不尽な要求をする行為
【エアーハラスメント(エアハラ)】
社内などでエアコンの設定温度によって他人の体調を損なわせてしまう行為
【ラブハラスメント(ラブハラ)】
恋愛や性関係などをしつこく聞くことで相手に不快な思いをさせる行為
【フォトハラスメント(フォトハラ)】
相手の許可なく写真を撮ったり、写真を勝手にSNSにアップするなどの嫌がらせ行為
【お菓子ハラスメント(オカハラ)】
職場にいる特定の人にだけお菓子を分けなかったり、旅行に行く人に対してお土産のお菓子を強要するなどの迷惑行為
【カラオケハラスメント(カラハラ)】
接待や飲み会などのカラオケで歌いたくない人に無理やり歌うことを強要する行為
【グルメハラスメント(グルハラ)】
食事の際に自分のこだわりの食べ方を相手に強要する行為
【コミュニケーションハラスメント(コミュハラ)】
他人とコミュニケーションをとる事が苦手な人に必要以上にコミュニケーションを取ろうとする行為
【スメルハラスメント(スメハラ)】
においで他人に不快な思いをさせてしまう行為
【スモークハラスメント(スモハラ)】
喫煙者がタバコの煙などで非喫煙者に不快な思いをさせてしまう行為
【マリッジハラスメント(マリハラ)】
単身者に対して交際や結婚することを必要以上に勧めたり強要する行為
【ソジハラスメント(ソジハラ)】
同性愛者や性自認に対して差別発言をするといった行為
【テクノロジーハラスメント(テクハラ)】
パソコンやスマートフォンなどのテクノロジーに詳しい人がそうでない人に対して嫌がらせをする行為
【就活終われハラスメント(オワハラ)】
企業が就職活動中の学生に対して、プレッシャーをかけたりして、自分の会社に決めることを誘導する行為
【就活セクシャルハラスメント(就活セクハラ)】
企業が就職活動中の学生に対して、優越的な立場を利用し性的な発言、性的な行動、性的な誘い等を行う行為
【事後ハラスメント(ジゴハラ)】(日本ハラスメント協会提唱)
ハラスメント調査終了後に加害者、被害者、関係者に向けられるパワハラやセクハラなど様々なハラスメント行為
ハラスメントをなくすためにできること
同じ行為や言葉でも受け取る側が不快に感じるかどうかでハラスメントになる場合とならない場合があります。また直接的に行為を受けている人だけでなく、目撃している周囲の人が不快に感じている場合もあります。とはいえ、受け取る側が不快と感じる全ての行為がハラスメントになる訳ではありません。ハラスメントと言われる行為のほとんどは、ちょっとした気遣いで防ぐことが出来るものばかりです。ハラスメントをなくすために一番大切なことは、思いやりを持って相手に接することなのかもしれません。
今回のまとめ
故意に行うハラスメントは論外ですが、気をつけていてもトラブルになることはあります。ハラスメントや解雇トラブルには損害保険で備えることが可能です。損害保険には、ハラスメントをはじめとした労務トラブルについて社労士や心理カウンセラ-のアドバイスを無料で受けられるサ-ビスや社外の労働組合や弁護士等からハラスメントの疑いがあるといった申し立てがあった際に損害賠償請求がなされる前に弁護士に相談できる費用まで補償可能なものもあります。気になる方はお近くの保険代理店までお気軽にご相談ください。
株式会社保険ポイントでは損害保険、生命保険のご相談を承っております。
TEL>052-684-7638
お電話、メールどちらでもお待ちしております。