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足場工事を必要とする建設業の皆様に必要な保険とは

足場工事を必要とする建設業の皆様に必要な保険とは

工事現場をみかけると綺麗に鉄パイプなどを組み上げて作る「足場」を見かけることがありますよね。職人が作業をするために欠かすことのできない設備ですが、これには色々な種類もあります。また足場工事をおこなう建設業者様が必要となる保険についても取り上げていきます。

【目次】

1.足場工事には種類があります

2.足場工事を取り扱う建設業の皆様に必要な保険とは

3.今回のまとめ

 

足場工事には種類があります

ビルやマンションなどの工事現場をみると必ずといっていいほど設置されているのが、鉄パイプ状の資材で建物を囲んだ「足場」です。この「足場」にも様々な種類があります。

代表的なものを紹介します。

単管足場

単管を繋ぎ合わせて組立てる足場をいいます。単管とは鉄パイプのことを指し、職人はこの鉄パイプの上で作業を行います。足場の床となるアンチ※がないので安全性としては危険度も高い足場かもしれません。※アンチの名前の由来は「アンチスリップメタル」というもので鋼板に穴をあけ、すべり止めが施されています。アンチは布板とも呼ばれ、足場の中でも枠組み足場と呼ばれる足場を組む時に使われます。

鉄パイプの他にも固定型ベース金具や単管ジョイント、多筋かいなどの部材を用いて組み立てられるので、組立てや解体に時間がかかります。しかしながらコストは比較的に安価で提供でき、組立ての自由度も高くスペースが狭い場所でも設置できることから、密集エリアの戸建て住宅の塗装工事などでは重宝されています。

くさび式足場(くさび緊結式足場・ビケ足場)

ハンマーを使用し、でこぼこのついた金具(くさび)を打ち込んで、部材同士をつなげて組み立てる足場です。主に低層建物~中層建物(高さ31m未満)の工事で使用されますが。2015年に技術基準が改定され高さ45mまで使用範囲が広がっています。外壁の塗り替えにおける比較的短期間の作業工事では、高層現場で使用されることもあります。組み立てる部材がユニット化されているためハンマーひとつで組立てが可能で、設置や解体が比較的簡単です。また耐久性も高いのも特徴でコストパフォーマンスにすぐれた足場といえます。しかしながら設置場所のスペースを確保する必要もあるので近隣との間隔の狭い場所では使用出来ません。

枠組み足場

現在ではもっともオーソドックスな足場として使用されることも多く、橋梁工事や建築工事の現場などで幅広く活躍しています。工場で生産される強度の高い鉄製の部材を使用するので安全性が非常に高く、15階建て(45m)までの高層建築物にも使用可能です。部材は軽量で扱いやすく、設置や解体も簡単で手早くできる一方、比較的大がかりな足場となるので設置場所にはスペースを要します。また部材の大きさから広い幅の搬入路や部材置き場も必要で十分なスペースを設ける必要があります。

吊り足場

通常の足場は地面から組み上げますが、吊り足場では上から吊り材によって作業床を吊り下げて足場をつくります。地面に足場を設置できない橋梁やプラント、溶接の工事でよく使用されます。上から吊り下げることで落下事故リスクも高く、そのため必然的に設置する際には点検や確認に時間がかかります。さらに安全性を高めるため、現場には足場の組立等作業主任者を設置する必要があります。

移動式足場(ローリングタワー)

足場の下部にキャスターが付いており、自由に移動させることができる足場です。構造は基本的に枠組み足場と同じなので、組立てや解体は簡単です。枠組みの構造に加えて昇降用のはしごや作業床・手すりなどの防護設備などが組み込まれています。設備工事や配管工事、塗装工事などの幅広い工事で使用され一度組み立てれば移動は容易にでき高さも自由調節できることから移動しながらの作業が必要となる天井や壁の仕上げ作業の足場として使われます。

上記のように、足場にも多種多様な種類があり、そのぶん危険もそれぞれ潜んでいます。

足場工事を取り扱う建設業の皆様に必要な保険とは

とび職における足場からの転落事故が相次いで起きています。転落事故リスクのためにできる対策は以下の3つです。

転落事故リスク対策3つとは

・安全帯の装着

・転落防止ネットや防護柵などをつかう

・保険に加入する

安全帯の装着

工事現場で最も有効な転落事故への対策は「安全帯の装着」です。安全帯はとび職人においての命綱ともいえ、しっかりと固定された指示物にフックをかけ、転落や墜落を防ぐことはもはや必須といえます。また強風にあおられたり雨や雪などの影響で足をすべらせてしまう可能性もあります。状況次第ですが作業を中止したり延期するなどの対応も必要となります。

転落防止ネットや防護柵などをつかう

転落防止ネットや防護柵の設置も有効です。万が一落下した際でもネットが落下時の衝撃を和らげてくれるからです。建設現場においては、安全帯と転落防止ネットのセットで対策するのが基本ですので、安全基準に合わせて必ず実施しましょう。

保険に加入する

危険と隣り合わせの足場での作業にて、保険加入は万一の時に助けとなります。高所から物を落として他人や他人の財物を壊してしまう賠償リスクや、ご自身や従業員が高所から落ちてしまいケガを追ってしまった際の労災リスク。設置中の足場ふくめ工事途中の備えとしての物損害保険。あらゆる部分で備えることが出来るよう保険の検討することも必要かと思います。

今回のまとめ

普段足場に関わるお仕事に従事されている方は、もしかしたら過去にヒヤッとした経験や業界のまわりの方で事故の経験をお持ちの方もおられるはずです。明日は我が身と思ってまずは事故を起こさないようできること。対策をしていき、それでも起こってしまう事故に対しては損害保険の備えも検討していくとよいでしょう。

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