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【駐車場でのドアパンチ】まさかの事態に車両保険は使えるのか

【駐車場でのドアパンチ】まさかの事態に車両保険は使えるのか

デパートの駐車場やコインパーキング内での『ドアパンチ』。された場合も嫌だし、逆にやってしまった場合も心の負担が大きいですよね。車を運転される方なら誰しも経験がある、もしくはヒヤッとしたことがあるかもしれません。今回はそんな悩みの種になりうる、ドアパンチの被害にあった場合に、車両保険が使えるのかという点を解説していきます。

【目次】

1.ドアパンチされているのがわかったらまずは警察に連絡しよう

2.車両保険を使えるかどうかは車両保険の種類による

3.車両保険を使用しないほうがお得な場合もある

4.ドアパンチを防ぐために何が出来るか

5.今回のまとめ

 

ドアパンチされているのがわかったらまずは警察に連絡しよう

ドアパンチと聞いただけでも憂鬱になってしまう方もいるかもしれません。ドアパンチとは車のドアを開けた際に、隣の車にドアをぶつけしまうことを言います。傷の度合いは、塗料が付いて、少し拭けば取れそうなものもあれば、ぶつけた部分がえくぼのように凹み板金が必要となってくるものまで様々です。ドアに凹みがある。当て逃げをされてしまった!けれど誰がやったのかわからない!なんてこともあるでしょう。そんな時、まずは警察に連絡をしましょう。実況見分調書をもとに「交通事故証明書」を作成してもらいます。この交通事故証明書は事故が起きたということを証明する重要な書類となり、あとで加害者が警察に出頭したとしても、万が一交通事故証明書が作成されていなければ、被害者に連絡がくることもありません。ドアパンチの被害があったことに気づいた時点ですぐに警察へ連絡しましょう。警察に届け出た後は加入の保険会社へ連絡します。ここでお伝えしたいのが、受付だけはしておいたほうが良いということです。最終的に修理金額が少額となり、保険を使わないということになったとしても、受付だけで保険は使わないという選択肢も選べます。

判断をする際に、修理金額と保険使用した場合の翌3年間くらいの保険料が高くなる具合とを試算するためにも保険の担当者に受付を依頼しましょう。

車両保険を使えるかどうかは車両保険の種類による

ドアパンチの被害を受けた場合、加害者が分かっている場合であれば相手に損害賠償請求をすればよいですが、大体のケースは加害者がそのまま逃げている(もしくはドアパンチに気づかずいなくなる)場合がほとんどです。この場合で保険を使用する場合、自分でご加入中の自動車保険の車両保険を使うこととなります。ただし車両保険の種類によって使えるかどうかが変わります。基本的には一般型とよばれる車両保険(自損事故なども補償となるワイド型と呼ぶこともある)一般車両だとOKですが、エコノミー型(車対車とよぶこともある)の場合は相手が特定されていないと使うことができません。エコノミー型は一般車両とくらべて保険料が安い分補償範囲も狭くなるので注意が必要です。

車両保険を使用しないほうがお得な場合もある

ドアパンチで受けた損害を車両保険の対象として使ってしまうと、翌年の自動車保険の等級は3等級下がります。そうなればもちろん翌年以降の保険料は高くなってしまうので、修理代が数万円から10万円くらいで済むのであれば、車両保険を使わず実費を自己負担するほうが得なケースもあります。この場合、修理金額が出た段階で保険代理店の担当者へ相談し、翌3年間くらいの自動車保険の保険料推移をみながら、使用するかどうかを検討するのが良いでしょう。

面白い?特約。車両無過失事故に関する特約があるのをご存知でしょうか

もらい事故などの自分に過失がない事故で車両保険を使っても等級が下がらない「車両保険無過失事故特約」という特約があります。ドアパンチについての被害も自分には過失がないためこの特約が一見利用できそうですが、注意が必要です。この特約が適用できるのは事故相手の車両およびその運転者または所有者が確認されている必要があります。例えば、相手と話がこじれてしまったまま警察受理をしておらず、、の状態ですとこの特約は使用できません。さらにこれを使用した後には、保険会社から相手に求償もございます。相手が無保険だからこの特約で安心。。というわけにはいかず、相手先には保険会社からの賠償請求がきちんとおこなわれるようです。運用には注意しましょう。

ドアパンチの被害を防ぐために何が出来るか

ドアパンチは少しの注意によって予防できる場合もあります。

スペースが広く空いている駐車スペースに停める

隣に停車している車との距離が近いほど、ドアパンチされる可能性が高まります。左右に車が停まっていない、空いたスペースを探すのが良いでしょう。極端にどちらかに寄っている車や斜めに駐車している車、あるいは傷だらけの車の横はなるべく避け、駐車スペースの真ん中にきちんと停めている車の隣がお勧めです。

強風の日の風下には注意!

強い風にあおられてドアが開いてしまいドアパンチにつながる危険性もあります。風が強い日は車の前方が風上に向くように並んでいる位置に駐車することで、ドアパンチのリスクを少なくすることもできます。

隣の車のドアの長さに気を付ける

自動車の種類によって、ドアが長いものもあります。ドアが長いということは、そのぶん隣の車のドアにも届きやすいということで、わりと大きめの車などある程度配慮してスペースを開けたほうが良い場合もあります。駐車した後で、横の方が出入りするイメージをしてからその場を離れるようにすると良いです。

今回のまとめ

念のためですが、上記の場合のように被害にあったのではなく、自分がドアパンチをしてしまった場合のお話もしておきます。もし自分がしてしまった場合は、まず相手方への謝罪をしましょう。そして警察に連絡し物損事故として対応してもらいます。その後は損傷の大小問わずご自身がご加入の保険会社へ連絡しましょう。数万円で済むから等級のことを考えて自動車保険は使わないだろうというケースでも、当事者同士での示談交渉はトラブルの元となり、解決するまでの時間も長引く可能性があります。契約している保険会社を通しておこなえば、示談交渉もスムーズにトラブルなくすすめられ、金銭面の不安だけでなく、心理的な不安も小さくて済みます。

いつ被害者になるかどうかわからないのがドアパンチの怖いところですので、現在ご加入の自動車保険の内容で、車両保険がその対象に入っているのかどうか確認なさってみてはいかがでしょうか。

 

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