お知らせ・コラム
運転中だけではない日常生活で役立つ便利な自動車保険の特約について
愛知県は自家用自動車の都道府県別の保有台数は全国一位であり、さらに自動車産業も盛んで普通自動車の出荷金額の全国シェアの約40％を占めております。自動車保険の加入率も全国の平均を上回る91.1％の方が加入しており、(※損害保険料率算出機構2017年 任意自動車保険と自動車共済の合計)ほとんどの方が自動車保険にご加入されていらっしゃるかと思います。
自動車保険には多くの特約がありますが、その中で知っていると役に立つ特約について触れていきたいと思います。
【目次】
１．日常のトラブルには個人賠償責任特約(日常賠償責任特約)が役に立ちます
２．もらい事故には弁護士費用特約を使って対処しましょう
３．今回のまとめ
日常のトラブルには個人賠償責任特約(日常賠償責任特約)が役に立ちます
個賠とか日常賠責などと呼ばれており、ご存じの方も多い特約となりますが補償範囲や補償内容を再度確認してみて下さい。
この特約では日本国内において他人を死傷させること、他人の財物に損害をあたえること、また路線に立入り電車等を運行不能にすることにより、被保険者が法律上の賠償責任を負担した場合に保険金をお支払いします。
・記名被保険者が居住に使用する住宅の所有・使用・管理に起因する偶然な事故
・被保険者の日常生活に起因する事故
自動車保険の特約なのに自動車を使用してない日常生活の時にお役立ち出来る特約になります。保険の支払い事例のとしては下記のようなものがあります。
・子供が自転車で他人にぶつかってしまい、被害者から治療費や慰謝料など損害賠償を請求されてしまった。
・マンションでお風呂の水を出しっぱなしで外出してしまい、水が溢れて下階の住人のテレビや洋服など家財を汚損してしまい、損害賠償を請求されてしまった。
近年は自転車での事故が非常に問題になっておりますが、自転車保険に加入しなくても個人賠償特約、日常生活賠償責任特約でカバーされます。
保険金の支払い限度額は無制限で、同居の家族が補償範囲に含まれますので、家族でどなたかの車に１台だけ自動車保険の特約として付帯しておくことをお勧めしております。
さらに示談代行サービス付きの場合は被害者との交渉も保険会社が代行できますので、解決まで被保険者のために示談交渉を行ってくれます。
もらい事故には弁護士費用特約で対処しましょう
弁護士費用特約とは、自動車事故において、示談交渉による保険会社同士の話し合いでは解決が難しい時や、無保険車との事故などの時に被保険者が身体を害されたり、財物に損害を受け相手方に法律上の賠償請求をするために負担した損害賠償請求費用や法律相談費用に対して保険金をお支払いする特約となります。
特にもらい事故といわれるような相手側の過失が100％で被害者(契約者)の過失が0％の場合は、被害者(契約者)は相手に損害を賠償する責任がないので保険会社の示談代行が使えません。つまり、保険会社は事故の相手との間で交渉してくれないのです。そんな時に弁護士費用特約を付帯していると安心です。プロである弁護士に交渉を依頼して適切に対処してもらいましょう。
被害事故ワイドプラン
自動車運転中や乗車中だけでなく、日常生活において被保険者が生命または身体を害されたり、財物に損害を受け相手側に損害賠償請求をする時にも被害事故ワイドプランであれば弁護士費用がお支払いされます。
同居の家族が補償対象になりますので、お子様や配偶者、ご両親などご家族の万一の日常生活でのトラブル時にもお役立ちできる可能性がございますので、弁護士費用特約が自動車事故限定か日常生活の補償になっているか確認してみて下さい。
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今回のまとめ
今回ご紹介した特約以外にも、携行品特約や人身傷害特約、搭乗者傷害保険特約なども補償内容によっては、車を使用中ではない日常生活で使える特約がございます。また、特約を使用してもノーカウント事故で、保険料に影響がない特約が多いです。
保険会社により補償内容等も違いがございますので、自動車保険の満期更新時やご加入時に色々と特約の説明を聞いてみると、欲しかった補償が見つかるかもしれません。
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