お知らせ・コラム
入院も治療も心強い!医療保険の実費補償と付帯サービス

現在、さまざまな物価が高騰の一途を辿っています。ガソリン代や食料品、電気料金など、身近なところでその影響を感じている方も少なくないでしょう。しかし、その波は思わぬところにも及んでいます。私たちの健康を支える医療の分野、特に「入院時の食事療養標準負担額(以下、食事負担額)」も例外ではありません。令和7年4月1日からの食事負担額の引き上げが決定し、さらにその遡ること約1年前、令和6年6月にも引き上げが行われたことを考えると、短期間に2度も負担が増える事態に、多くの人が戸惑いを感じているのではないでしょうか。
【目次】
1.過去10年で倍増した食事負担額
2.付帯サービスでがんと上手に付き合う
3.今回のまとめ
1.過去10年で倍増した食事負担額
今回の引き上げにより、一般の食事負担額は1食あたり490円から510円へと変更されました。これは、令和6年6月の460円から490円への引き上げに続くものであり、2年連続での引き上げとなります。この背景には、報道されているように「食材費等の高騰」があるようです。私たちの食卓を直撃する物価上昇が、病院食にも大きな影響を与えているのです。2016年までは1食あたり260円だった食事負担額が、今回の改正によって約2倍にまで跳ね上がりました。わずか10年足らずの間に、私たちは医療費の一部として、かつてないほどの食費負担を強いられることになったのです。これは、単なる数百円の増額というだけでなく、長期的な入院を余儀なくされる患者さんにとっては、決して軽視できない経済的負担となります。このような医療費の変動に対し、心強い味方となるのが医療保険です。入院時の食事負担額を補償する特約を備えた保険商品は、食事負担額引き上げにも柔軟に対応できる強みを持っています。実費補償タイプの保険であれば、改定された金額(1食あたり510円)をしっかりとカバーしてくれるため、安心して治療に専念できるでしょう。医療を取り巻く環境は常に変化しており、それに合わせて進化する保険商品を選択することが、万が一の事態に備える上で重要です。
2.付帯サービスでがんと上手に付き合う
食事負担額の引き上げという経済的な側面に加えて、医療選択におけるもう一つの重要なテーマとして、がん治療における病院選びが挙げられます。がんと診断された時、多くの患者さんやそのご家族は、どの病院で治療を受けるべきか、どのような治療法が最適なのかという大きな不安に直面します。診断を下した医師の病院で治療ができないケースや、勧められた病院が本当に自分に合っているのか判断に迷うことも少なくありません。病院選びの一般的な基準としては、「治療の実績」「適切な治療や支援が受けられるか」「通いやすさ」などが挙げられます。これらの情報を正確に、かつ慎重に収集することが、最良の治療を受けるための第一歩となります。
インターネット等の情報には慎重な対応を
インターネットは情報収集の強力なツールです。しかし、病院選びの際には、その情報源の信頼性を十分に吟味する必要があります。インターネット上の情報や口コミは、発信者の目的や記載内容の根拠が不明確な場合が多く、安易に信用することは危険です。誤った情報に惑わされ、適切な治療機会を逃すことにも繋がりかねません。
高額な自由診療の治療をおこなう病院・クリニックに注意
がん治療では、科学的に効果が証明された現時点で最良の治療として「標準治療」があり、ほとんどの治療は保険診療で提供されます。ところが、いくつかの病院やクリニックでは、科学的に効果が証明されていない治療を高額な自由診療として提供している現状があります。このような病院やクリニックでは、患者や家族の不安な心理を利用して、副作用がない(少ない)・がんが消える(治る)などの言葉で巧みに人の気持ちを惑わせるものも散見されます。インターネットに、科学的な根拠や高い効果があるように見せかけた情報が掲載されていることもあります。高額なお金を請求されるだけでなく、標準治療をはじめとする最良の治療を受ける機会が奪われることもありますので、十分にご注意ください。 出典:国立がんセンターがん情報サービス
このような複雑な医療事情の中で、私たちはどのようにして賢明な医療選択をすれば良いのでしょうか。その答えの一つが、医療保険に付帯するサービスです。がんの治療を受ける病院や治療法に迷った際に利用できる付帯サービスは、医療選択において心強い味方となるでしょう。例えば、主治医が専門的な治療が必要と判断した場合に、その治療を行える医療機関を探し、受診の手配をしてくれるサービスは、患者さんの負担を大きく軽減します。また、複数のドクターによって推薦・選考された専門医の紹介や、豊富な知識・経験を有する医師による面談やオンラインでのセカンドオピニオンの手配といったサービスは、患者さんが納得のいく治療選択をする上で有益な情報と機会を提供してくれます。
3.今回のまとめ
入院時の食事負担額の引き上げは、医療費の変動という現実を改めて私たちに突きつけました。しかし、これは医療保険の見直しを考える良い機会とも言えます。信頼できる保険を選ぶことはもちろん、必要に応じて付帯サービスも上手に活用し、変化し続ける医療環境の中で自分と家族の健康を守るために、今できる準備をしっかりとしておきましょう。
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