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脱3K実現し、多くの人に「選ばれる」職場づくりを

脱3K実現し、多くの人に「選ばれる」職場づくりを

建設業や製造業の業種は「3K」などと言われ、特に女性や若者からは敬遠されがちな仕事というイメージをお聞きすることもあります。しかし愛知県の刈谷市で金属部品加工業を営む(株)T社では、清潔かつ誰もが作業しやすい職場環境を整えたことで、10年間で社員の6割を女性が占めるようになりました。また新卒での入社希望者も順調に増加しており新規採用も充実しています。

同社ではどのように、職場環境を整えていったのでしょうか。みてみましょう

【目次】

1.清潔な職場環境と、女性が働きやすい仕組みづくり

2.製造現場でも男女ともに働きやすい職場環境を整える

3.家庭や育児との両立推進

4.今回のまとめ

 

清潔な職場環境と、女性が働きやすい仕組みづくり

(株)T社は、本社のある愛知県をはじめ、島根県、中華人民共和国に合計6拠点を構えています。全社員のうち6割が女性で、驚くのは20代の女性の割合が年々多くなってきていることです。その理由の一つは、洗練された職場環境にあります。例えば、社内には、BGMにジャズが流れる日当たりのよいおしゃれなカフェテリアがあり、そこに社員たちが集まり、コミュニケーションの場として活用されています。しかしこのような洗練された職場もほんの10数年前までは、社員の大半を男性が占め、作業場も事務机も乱雑に散らかり放題、トイレは男女共用しかなく、デスクで喫煙する人もいるような状況でした。

 

変革のきっかけは、数年ぶりに若い女性社員が入社したことです。職場環境の悪さを理由とした離職を防ぎつつ、さらに採用シーンにおいても「女性や若者から選ばれる会社」になることを目指しました。

 

 

 

 

「製造業は3Kのイメージがあるけれど、女性が働きやすい職場になれば誰にとっても働きやすい。若い女性社員を意識的に増やすことで、会社内の環境整備ができると考えました。」社長T氏

 

 

 

また、業務にも女性が働きやすい仕組みを取り入れています。同社の「生産管理グループ」では内勤営業の仕組みを導入しており、グループ総数67名中49名が女性で、その8割が20代です。受発注や顧客にかかわる情報を一括管理するシステムの導入により、どの拠点に勤務する社員であっても即座に過去のビッグデータにアクセスして情報を確認し、顧客対応を進められるような環境が整えられています。業務の分担とITシステムの導入により、パソコンとモニターがあれば在宅勤務も可能なため、家庭をもつ女性も、ワークライフバランスを考えながら長く働ける仕組みづくりができているのです。

製造現場でも男女ともに働きやすい職場環境を整える

同社では製造現場においても男女ともに安全に働ける職場環境づくりを推し進めています。加工機を扱うのは男性社員のみですが、品質管理や検品、梱包などは女性社員も携わります。そこで作業机を女性が作業しやすい高さに設定し、段ボールを開ける際にはけが防止のために刃のない道具を使います。検品作業は座って行い、立って作業する場所には足の負担が軽減できるマットを敷いています。

全社的な取り組みでは朝礼や会議はオンラインで実施、打合せは大型タッチパネルモニターを埋め込んだスタンディングデスクを使用し、ペーパーレス化もどんどん進めています。

さらに社用車や配送車には追跡システムを導入し、ルートの最適化や日報の削減なども行っています。無人搬送用ロボットの活用や、「自動倉庫」と「生産管理システム」の連携などで、ヒューマンエラーの削減や物流の最適化を実現できるようになりました。また誰もが業務を簡単に覚えられるうえ、各業務に費やす時間の削減にも結び付いており、こうした取り組みは社外からも注目を集め、多くの企業が見学に訪れているとのことです。

家庭や育児との両立推進

職場環境の整備やデジタル化推進だけでなく、家庭や育児との両立推進のための制度づくりも行っています。たとえば「託児所手当」は、保育料がかかる0歳~3歳までの子供を保育施設に預ける場合に付与するもので、子一人に対する月額保育料の半額(上限2.5万円)を支給しています。また同社では育児休業取得後、時短勤務制度を活用して職場復帰を果たす社員も多く、男性社員が育児休業を1年間取った事例もあります。出産や育児の経験のある社員が多くなれば、若手社員も産休、育休を取得しやすくなり、またこれから会社に入ろうとする求職者にも大きなアピールポイントとなります

(※労働新聞記事参照)

今回のまとめ

かつては、長時間労働や職場環境の劣悪さが取り沙汰されることの多かった建設業や製造業ですが、今回取り上げた会社のように、業界自体も時代の流れとともに変化しつつあります。AIやIoT、クラウドを駆使することで社員の負担を減らしながら、生産性をアップさせることも可能になりました。また他業種よりケガなどのリスクの多い建設業、製造業では、労災の上乗せ保険に加入することで、ケガだけでなく、病気による入院や、ガン治療、働けない間の所得補償にも備えることができます。私たち保険代理店は、誰もが安心して長く働くことができる企業づくりのお手伝いをしています。どんな補償が会社に必要なのか、ぜひ一度お近くの代理店などでご相談ください。

 

労災の上乗せ保険については、株式会社保険ポイントへぜひご相談ください。弊社リスクコンサルタントがわかりやすく丁寧にご案内いたします。

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