お知らせ・コラム
「健康経営銘柄2025」「健康経営優良法人2025」の申請受付が開始されています
「健康経営銘柄2025」「健康経営優良法人2025」の申請受付が開始されています。健康経営とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等へ健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されています。経済産業省では、健康経営に係る各種顕彰制度として、平成26年度から「健康経営銘柄」の選定を行っており、平成28年度には「健康経営優良法人認定制度」を創設しました。優良な健康経営に取り組む法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業」として社会的に評価を受けることが出来る環境を整備しています。今回は弊社でも取り組む健康経営優良法人2025について取り上げていきます。
【目次】
1.健康経営のメリットとは
2.健康経営優良法人認定制度への弊社で取り組む実施内容について
3.今回のまとめ
健康経営のメリットとは
健康経営実施企業のメリットは様々あります。
労働者
従業員・就職希望者からの安心、信頼
取引先
ビジネスパートナーからの信頼
消費者
商品・サービスに対する選好
地域・社会
自治体等からの評価
金融機関・投資家
金融機関、投資家からの信用、評価
企業利益と健康経営には関係性があります。
健康経営施策と利益率には正の相関
①健康経営を経営理念に掲げて施策を実施することは、企業の利益率にプラスの影響をもたらす。
②健康経営施策の実施により、まず各種健康診断の受診率が上昇し、次に健康状態そのもの(問診結果で把握できる適正体重維持者率や十分な睡眠者率など)の改善につながる。
③問診結果スコアの改善によって利益率が高まる。
企業株価と健康経営 健康経営度調査スコア上位の企業ほど、高い株価リターンが見込める傾向に
過年度の健康経営度調査の回答情報に基づく分析を実施したところ、健康経営度調査のスコアが高い企業ほど、相対的にたかりリターンを低いリスクで獲得できる傾向がみられました。※令和3年度ヘルスケアサービス社会実装事業調査報告書による
就活と健康経営 健康経営が就職の「決め手」になる
日経新聞社「働き方に関するアンケート」2023/9実施によると、企業が健康経営に取り組んでいるかどうか、健康経営優良法人の認定を取得しているかどうかが、就職先を決める際の決め手になりますか?という問いに対し、
最も重要な決め手になる 8.4%
重要な決め手の一つになる 52.0%
と合わせて60.4%の決め手の一助となる回答を得られました。
また、あなたが働く職場に望むものはなんですか?(3つまで)という問いに対し
心身の健康を保ちながら働ける 54.6%
と、健康に対する考えが非常に強い傾向があらわれています。
離職率と健康経営 健康経営が離職率の低下に
経済産業省委託調査「健康経営銘柄、健康経営優良法人における離職率」の調査によると
全国平均の離職率11.1%に対し
健康経営優良法人2023取得企業の離職率4.6%
健康経営銘柄2023取得企業の離職率2.2%
となっており離職率を下げる効果もみられています。
企業内の効果と健康経営 従業員の満足度・コミュニケーションの改善
大同生命の中小企業向けアンケート調査によると、健康経営の効果については、取組年数が不明ながらも従業員の満足度、コミュニケーションの改善に「大いに効果があった」「効果があった」の合計が3割を超えています。
健康経営優良法人認定制度への弊社で取り組む実施内容について
弊社の健康経営に対する取組をまとめていきます。
令和6年度健康宣言
健康受診率目標100%
健康サポート(特定保健指導)利用率目標100%
名古屋健康マイレージに参加
社内月例会にて健康テーマの情報提供(睡眠に関する情報提供も)
受診勧奨の取り組み
病気の治療と仕事の両立支援
食生活の改善
メンタルヘルス不調者への対応
会社で健診予約を行い受診促進
社内における相談窓口の設置
生活習慣病における相談窓口の設置
メンタルケアカウンセリングを会社の福利厚生にて年3回受診可
3-1-1 健康経営の具体的な推進計画
SQ2具体的な内容について
課題のテーマ
従業員の生産性低下防止・事故発生予防(肩こり、腰痛等筋骨格系の症状や、睡眠不足の改善、転倒予防等)
課題の内容
年始に実施しているストレスチェック+睡眠についてのアンケート・ヒアリングを実施したところ、眠りが浅く疲労感があり日中も眠気を理由に仕事に集中できていない社員が4割程度存在していることが判明しました。
数値目標の内容と期限
現状値40% 開始年度2024年度
目標値20% 達成目標年度2025年度
申請時点の実施内容および推進計画
本年度は、睡眠に関する知識や機能性表示食品を使った睡眠の質の向上を図ります。
①毎月行っている月例会の健康テーマの情報提供に、睡眠の質を上げる情報提供や寝る前のストレッチ方法、睡眠を計測できるアプリの紹介等を加え実施する。
②ヤクルト1000(機能性表示食品)を全従業員を対象に出社時1本支給する。【届出表示】本品には乳酸菌シロタ株が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。※㈱ヤクルト本社宅配営業部資料参照
2025年の年始に再度ストレスチェック+睡眠についてアンケートを実施し睡眠不足による疲労感を感じる従業員の割合を把握し、20%以下の目標値を目指します。
課題のテーマ
健康状態にかかわらず全従業員に対する疾病の発生予防
課題の内容
年齢を重ねるごとに足腰が弱ってきているという声が従業員からあがっている
取り組み概要
歩くことの重要性。健康は足腰からだと社内で発信。
取り組みの結果
名古屋健康マイレージやあいち健康プラスのアプリで歩数の視覚化を図り、より多く歩くための意識づけを行っています。
結果の評価方法と成果
1日8000歩を目標にアプリでのランキング管理により、極端に歩数の少ない方に対しての声かけをおこなっていく。月例会によりランキング1位の表彰をおこなう。
今後の改善方針
企業内だけのランキングではなくアプリ内での上位ランキングを目指し取り組んでいきます。
また、弊社ではなごや健康マイレージに取り組んでおります。健康を習慣化することを目的に健康ライフを記録することができます。なごや健康マイレージでは健康づくりに取り組んで健康マイレージポイントをためると県内の協力店でさまざまなサービスが受けられる「あいち健康づくり応援カード~MyCa(まいか)~」がもらえます。
今回のまとめ
弊社でも申請する「健康経営優良法人2025」ですが、以前の2024年からも同じように具体的な数値目標や効果の得られる内容に取り組むことが必要と感じました。また、弊社の健康宣言にございます各種相談窓口の設置やメンタルヘルスカウンセリングの提供については、加入している労災の上乗せ保険の付帯サービスを利用しています。これらの付帯サービスも自社の社外相談窓口として有効活用することで、より一層の健康経営の手助けとなってくれそうです。毎年健康経営について行動し、認定申請するだけでなく本当の意味で社内の健康取組にチャレンジすることで前進できると考えます。
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