お知らせ・コラム
建設現場でよくみるラジオ体操と損害保険を使った健康経営とは
建設現場の近くを通りがかった際に、朝から元気よくラジオ体操をされている姿を見かけることありますよね。なぜ建設業の現場ではラジオ体操を取り入れているのでしょうか。今回はラジオ体操と損害保険に関わる健康経営について取り上げていきます。
【目次】
1.建設現場でのラジオ体操普及率について
2.ラジオ体操によって健康の促進が図れます
3.今回のまとめ
建設現場でのラジオ体操普及率について
ラジオ体操の歴史は古くからあり、日本では1928年8月1日から1か月間、日本放送協会大阪中央放送局が放送したのが最初といわれています。それ以来、学校や職場で親しまれています。建設業界では朝礼のプログラムとしてラジオ体操を取り入れている会社が多いそうです。神奈川県立保健福祉大学サポート研究会が平成24年に行った調査によると、建設業界・運輸業界でラジオ体操を実施している状況は「社内全体で実施している」との回答が32.8%、「実施している部署がある」は22.4%、「イベント時にのみ実施している」は1.7%、合計すると56.9%と過半数以上が何らかの形でラジオ体操を実施していることがデータから読み取れます。※平成23 年度ラジオ体操事業調査研究全国建設業・運輸業関係企業におけるラジオ体操の普及状況調査 参照
ラジオ体操の効果とは
ラジオ体操を取り入れた理由については「日常生活での事故防止に役立つ」が75.1%と最も高く、次に「健康を維持・増進できる」が69.8%と、ラジオ体操により身体を動かすことが事故防止や健康につながると考えられています。建設現場は早朝から仕事が始まることが多く、頭や体が目覚め切っていない始業直後に転倒してしまうなどの事故発生率が高い傾向があります。そういった事故を少しでも改善していくために、朝礼時にラジオ体操を取り入れ、しっかりと動ける状態にしてから働き始める会社が多いようです。また、肉体労働の建設現場作業において腰痛の予防や回復、肩や首のこりの緩和、柔軟性の向上が見込めるラジオ体操は健康の維持・促進にとても当てはまっていると言えます。実際にラジオ体操を取り入れた効果については「日常での事故防止に役立った」が57.9%、次いで「健康を維持・増進できた」が51.0%と、ラジオ体操を取り入れた効果を実感できている人の回答が多くみられました。
ラジオ体操によって健康の促進が図れます
ラジオ体操は究極の健康法と言われることもあり、身体を伸ばしたり曲げたりねじったり、筋肉をまんべんなく動かすことができる色々な動作やストレッチが取り入れられているため、健康にたいする効果が期待できます。
NPO法人全国ラジオ体操連盟の説明によると、、
ラジオ体操は健康上どのような効果があるのか?
ラジオ体操は人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組合せてつくられている。しかも、健康な人なら負荷も少なく、だれでも手軽に出来る。これを毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来がもっている機能をもとの状態に戻し、維持する効果がある。事実、毎日ラジオ体操をされている方の多くは、風邪をひきにくくなったという話も聞くことがあります。ほかにも血圧や血糖値が下がった、坐骨神経痛やぎっくり腰の症状が軽くなったという声を聞きますが、実はラジオ体操がこれらの症状を改善させたのではなく、ラジオ体操を継続することで体全体の血流がよくなり、筋肉に弾力性ができ、その結果、症状が緩和されたと考える方が正しい。つまりラジオ体操は、漢方薬のようにじわじわと体のなかに染み込み、もとの健全な状態に戻す働きをしたということです。決して即効性があるものではありません。とあります。
女性だと3回、男性だと5回ラジオ体操を行うだけで、一日に必要な運動量をカバーできるとも言われています。もちろん小さな動きでだらだらとラジオ体操しても効果は期待できません。正しい動きを確認し、深呼吸を行いながら、指先まで大きく体を動かすことを意識して行いましょう。
ラジオ体操の効果は全部で7つあります。
①身体が柔軟になる(腰痛、膝痛等の解消)全身の関節(靭帯、関節包)や筋肉に適度な柔軟性がつきます
②血液・リンパの循環促進(冷え性等解消)全身の筋肉が伸張したり、収縮したりすることで、毛細血管中の血液やリンパの循環が促進されます。
③新陳代謝促進(ダイエット効果と若返り)②に伴い、新陳代謝も促進され、老廃物が対外に排泄されやすくなります。
④免疫力アップ(病気に強くなる)②に伴い、免疫力がアップします。
⑤内蔵機能アップ 全身の筋肉を動かすことで、内臓のコンディションを最適な状態に高めることができます。
⑥脳機能アップ 全身の関節を動かすことで、脳に情報が伝達され、脳の機能がアップします。
⑦アンチエイジング(老化抑制)効果
以上の効果が得られます。
建設業の皆様向けの損害保険は大きく分けますと工事の賠償保険や労災の上乗せ保険、また物保険である工事保険や組立保険などございますが、近年ではおケガだけでなく病気の補填を気になさる経営者様も増えています。そこで病気補償付きの労災の上乗せ保険が健康経営のお役に立てるかもしれません。ケースとして従業員様が倒れてしまった際に、一概にケガなのか病気なのかを判断することが難しい場合もありますので、万が一のためにそのような補償を追加しておくのもよいかもしれません。
今回のまとめ
ラジオ体操はだれでもなじみのある体操ですが、建設業界においてもとても重要な項目だといえます。良き効能が山積みになっていますので、ぜひラジオ体操を朝から気持ちよく行ってみてください。
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