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『知らないと損?!』賠償保険のお役立ち費用保険とは

『知らないと損?!』賠償保険のお役立ち費用保険とは

飲食業、製造業、建設業など様々なお仕事がございますが仕事中に他人の財物を壊してしまったり、他人を傷つけてしまった場合は損害賠償を求められてしまいます。第三者賠償保険等に加入する事により、万一の賠償事故の際に損害賠償の請求に対して備える事が出来ます。しかし損害賠償保険ではあくまでも法律上の賠償責任に対して補償を行うので事故によっては、もっと誠意ある対応をしたい時や被害者の気持ちに寄り添いたい時に不十分と感じてしまう事があります。そんな時に役に立つのが第三者賠償保険に自動付帯されている費用保険や特約になります。今回は支払い例をみながら費用保険や特約ついて触れていきたいと思います。

【目次】

1.着衣を汚損してしまい新品を購入して賠償

2.菓子折り代や争訟費用も補償

3.今回のまとめ

 

着衣を汚損してしまい新品を購入して賠償

事故内容

飲食店を営む保険契約者様の店舗で、来店されたお客様にコーヒーをこぼして着衣を汚損させてしまった。クリーニングでは汚損が除去できないとして新たに同じものの購入費用(25000円)を請求された。

汚損された着衣の事故時の価値(時価額)

法律上の賠償責任は、再度購入に要する費用から経過期間を考慮して現在の着衣の価値を算出します。今回の着衣の時価額は再調達価格から経過年数を差し引いた時価額(20000円)と算出されました。

解決に向けて

新品価格(25000円)で時価額(20000円)なので、基本的には差額の5000円を保険契約者が自腹でお支払いするか、被害者対して損害金20000円での解決を提案し了承して頂く必要があります。

そこでこの差額の5000円を保険で払える臨時費用の付いた保険や特約が付いた保険が近年新しく販売されております。以下支払いのイメージ

実際に25000円を保険契約者が被害者にお支払いして解決した場合

被害者見舞・臨時費用(A損害保険会社)を付帯した契約の場合

20000円(損害賠償金)+5000円(被害者見舞・臨時費用保険金)=25000円

対物超過復旧補償特約(N損害保険会社)を付帯した契約の場合

20000円(損害賠償金)+5000円(特約)=25000円

従来のお支払い

20000円(損害倍書金)

臨時費用や特約が付帯せれていない契約も多いので賠償保険の加入や更新の際は内容を確認してみて下さい。

菓子折り代や争訟費用も補償

菓子折り代も補償

対象事故が発生した際に、保険会社の同意を得て支出した見舞金、見舞品購入費用など社会通念上その金額と用途が妥当と思われるものに対して支払われる臨時費用もあります。

お支払い例

ビル建設工事中に鉄材を落下させ、歩道を歩いていた通行人を負傷させてしまった。取り急ぎ、菓子折りを持参してお見舞いに伺った。

原因調査費用や争訟費用

事故が発生した場合にその事故が保険契約者さまのミスや過失によって起こった事故なのか調査や確認をするために保険会社の同意を得て支出した必要な費用に対して支払われます。

お支払い例

1カ月前に太陽光パネルを設置したお宅の住民から雨漏れがするとのクレームが入った。下請けを含む作業員を現地に派遣し調査したところ設置した太陽光パネルとは別の原因により雨漏れしていた。対物賠償の支払いはできなかったが、原因調査費用により調査に向かった作業員の調査費用が支払い対象となった。

争訟費用も補償

損害賠償請求訴訟に関する争訟(訴訟、仲裁、調停、和解など)のために支出した訴訟費用や弁護士費用などの費用も支払い対象となる費用保険もあります。

今回のまとめ

加害者として対人対物事故が起こしてしまい、被害者に対して損害を与えてしまった場合は弁償をして示談しなければなりません。

そのような場面でお役立ちできるのが第三者賠償保険になるのですが、よりスムーズに解決に向かうためにも被害者の心情に寄り添い、加害者の誠意を伝える事が重要になります。

今回、ご案内した特約や自動付帯の臨時費用に関しては付帯されている賠償保険と付帯されてない賠償保険があるので加入前に確認が必要となりますが、実際に事故が起きてしまった時に焦らずスムーズに解決に向かうためにも紹介した費用保険等の活用がお役に立つと思います。

 

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