お知らせ・コラム
命に関わる危険もある食中毒の怖さと保険対策
今や季節を問わず、あちこちで食中毒というワードを見聞きします。飲食物を取り扱う企業にとって、食中毒というのは最もイメージダウンし、痛手を負うものです。最近ではコロナ対策として店内飲食ではなく、弁当対応されている飲食店様も増えています。又、飲食店に限らず、各家庭でも食中毒は起こりえます。特に暑い時期の食事の支度やお弁当作りなど、皆さん苦労していらっしゃるのではないかと思います。
今回は、食中毒のリスクと、予防、対策について取り上げてみました。
【目次】
1.食中毒による事故は命にかかわることもあるので危険です
2.予防の三大原則は、付けない・増やさない・やっつけるです
3.業界専用の保険によるリスク対策と今回のまとめ
食中毒による事故は命にかかわることもあるので危険です
食中毒とは、原因となる細菌やウイルス、有害な物質が付着した飲食物を体内に入れることによって、下痢、腹痛、発熱、吐き気等の症状が出る病気のことを言います。
症状の種類も、発症するまでの時間も様々ですが、中には命にかかわることもあります。
ここで代表的な細菌とウイルスをいくつかあげます。
・サルモネラ菌(加熱不十分な卵・肉・魚)
肉のたたき、生卵等
・黄色ブドウ球菌(人の皮膚や鼻、口腔内にいる菌)
おにぎり、弁当、パン等
・腸炎ビブリオ菌(生の魚介類等)
刺身、寿司等
・カンピロバクター(加熱不十分な鶏肉、生野菜、飲料水、又はペット等から感染)
焼き鳥、井戸水等
・O157(加熱不十分な肉や野菜)
生の部分がある肉、よく洗っていない生野菜等
・ノロウイルス(カキ等の二枚貝の生食や、加熱不十分)
カキ、アサリ、シジミ等
・E型肝炎ウイルス(加熱不十分な豚肉や、内臓)
豚肉の生や、レバー等
これらをみると、やはり、生肉、内臓、二枚貝などが食中毒になりやすい食材であることがわかります。
その他にもカレーやシチューなどの鍋に潜む「ウェルシュ菌」は熱への耐性が非常に高く、100度で6時間加熱しても菌が死なないといわれています。
予防の三大原則は、付けない・増やさない・やっつけるです
ではどのように予防すればいいのでしょうか。
予防の三大原則は、付けない 増やさない やっつける です。
まず調理前、調理中、食事前等、充分に手洗いをすることが基本です。
湿度の高い部屋は、細菌が最も増える環境です。買ってきた食材はできる限り冷蔵庫にしまいましょう。また調理の際、お肉などはしっかり加熱しましょう。中がレアな状態だと、菌やウイルスはまだまだ生きています。
カレーやシチューが残ってしまったらいつまでも常温で置いておかず、底の浅い容器に入れ替えた後、粗熱をとってすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
調理後、肉や魚を切ったまな板や包丁は、次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤等でしっかり除菌しましょう。
こうした調理工程においての努力を徹底することで、食中毒になる確率を下げることができます。
業界専用の保険によるリスク対策と今回のまとめ
飲食業界において食中毒はあってはならない事態であり、そうならないよう最善を尽くす必要があります。しかしどんなに気を付けていても100%食中毒を出さないという保証はありません。
名古屋市内でも、度々、飲食店や仕出しのお店が食中毒を出し、営業停止処分になっています。
数年前ですが、県内の仕出し業者のお弁当からノロウイルスやサルモネラ菌が検出され、給食として提供されていた幼稚園や保育園で集団食中毒が発生し大騒ぎになりました。
一度でも食中毒を出すと、瞬く間に噂は広まり、営業を再開しても、お客様の安心と信頼は、簡単には戻ることはありません。
そのような事態になった場合、飲食業界のリスク対策として、実際に食中毒になられた方の治療費を補償したり、お店が営業停止になった際の利益補償等をしてくれる保険があります。
この機会に、お客様、従業員、お店を守るために、現在ご加入の保険を見直し、検討されるのも良いと思います。その際は現在お付き合いのある保険担当者へご相談されることをお勧めします。
■名古屋の損害保険代理店、保険ポイントでは、保険の無料相談を賜っております。業務による食中毒についての心配がある方、企業の保険について聞いてみたい方、経営者保険を検討したい方など、ぜひお気軽にご相談ください。弊社スタッフが丁寧に分かりやすくを心掛けてご案内いたします。愛知県内を中心にスタッフが直接訪問し、お話させていただきます。(弊社の事務所は名古屋市中区の大須にございます。事前連絡によりご来社対応いただくことも可能です)まずは一声おかけください。
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