名古屋市の損害保険・生命保険代理店なら保険ポイント「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

【危険因子多数】鉄筋工事業様の注意すべき労災とは

【危険因子多数】鉄筋工事業様の注意すべき労災とは

鉄筋工事は鉄筋コンクリート工事において鉄筋を組む工事を行います。

鉄筋コンクリートの中には外からは見えませんが、骨格として骨組みとなるかご状の鉄筋が埋め込まれています。鉄筋が組み込まれた枠の中にコンクリートを流し込み鉄筋コンクリート造の建物を建築します。鉄筋は人間の体で表現すると骨にあたる部分になります。

鉄筋コンクリート造のマンションやビル、橋や高速道路など身近な建物や構造物にも鉄筋コンクリート造のモノが多く存在します。普段は目にする事が少なくコンクリートの中に隠れている鉄筋ですが、私たちの生活に無くてはならない存在になります。

今回はそんな鉄筋工事業さま向けに気を付けたい事故例を基に保険加入のポイントについても触れていきたいと思います。

【目次】

1.注意すべき危険因子は多数!!転落、落下、火災など労災に注意!!

2.労災の上乗せ保険(任意労災)は必要です

3.今回のまとめ

 

注意すべき危険因子は多数!!転落、落下、火災など労災に注意!!

鉄筋工事業の工事現場は、大きな建物や橋や高速道路など工事現場が大規模であり、建築物も大きな建物など大規模なものが多いです。高所で作業を行なうケースもあり、現場で鉄筋の溶接作業なども行います。

特に労災には注意が必要で切り傷や打撲や骨折などから死亡案件や後遺障害を負ってしまうような大きな労災事故まで発生する危険性がございます。以下実際に起きた事故です。

安全帯のフックを付け替えようと外した際に墜落

平成29年2月、大阪市のマンション新築工事現場で鉄筋工事業H社の作業員が鉄筋組立作業を行っていたところ、墜落し死亡する労働災害が発生した。1丁掛けの安全帯を使用していたものの、安全帯のフックを付け替えようと外した際に墜落している。

労基署はフックを外している間、墜落防止処置を講じていないと判断し、書類送検するに至った。また、「フックの付け替える必要がある場合は、2丁掛けの安全帯を使用させる必要がある」としている。

労基署は墜落防止処置を講じていなかったとしてH社と同社職長を労働安全衛生法第21条(事業者が講ずべき措置等)違反の疑いで大阪地検に書類送検した。

労働者が室内でエンジン式溶接機を使用し急性一酸化炭素中毒で死亡

平成29年7月東京都品川区の耐震補強工事の現場で起きた。鉄筋・型枠工事を請け負っていたS社の労働者は鉄筋の溶接作業を行っていた。作業現場の室内はビニールシートで覆われていて換気が十分でない状態であったにもかかわらず、S社は排気ガスが出るエンジン式溶接機を使用させていた。自然換気が不十分な場所で内燃機関を有する機械を使用したため、労働者の一人が急性一酸化炭素中毒で死亡している。

 

他にも玉掛けした鉄筋の束が落下し下敷きになり労働者が死亡する事故鉄筋を組む作業中に鉄筋の支えが外れて下敷きになり重傷を負う事故などが発生しています。

高所作業もあり、重い鉄筋の束を上に上げたり、現場での溶接作業も行う必要がある為、手順を守り安全に作業を行う事が求められます。

労災の上乗せ保険(任意労災)は必要

上記で述べたように鉄筋工事業の現場では大きな事故が発生する要因がございます。

多くの事業者さまは、手順を守り安全第一に作業を行っておりその結果、大きな労災事故の発生の防止に成功しているかと思います。しかし事故を完全に0にすることは不可能です

万が一の事故に備えて政府の労災(現場労災や一人親方労災)に加えて労災の上乗せ保険に加入する事により被災者や事故を起こしてしまった会社そして社長や経営陣のお役に立てる事と思います。

労災上乗せ保険(任意労災)を選ぶポイント 

保険金が会社受け取り可能で慰謝料として認められること

労災事故が発生した際に、事故の内容によっては労災保険だけでは被災者に対して十分な補償を行うことが出来ず、会社が被災者から慰謝料や逸失利益を法的に請求される可能性があります。特に死亡案件や後遺障害を負うような案件では慰謝料の原資として保険での準備が必要です

補償対象が無記名で全員加入であること

社長・役員・従業員、アルバイトはもちろん下請けの会社や一人親方さんも無記名で全員補償の保険を選びましょう

病気労災に対応しているもの

労働が原因で病気が発生したり、持病が悪化した場合、労災と認定される可能性があります。

労災の上乗せ保険の中には病気労災に対応しているものと対応してないものがあるのでよく内容を確認してください。

地震噴火津波特約や熱中症や熱射病を補償できるものできるもの

保険会社によっては地震や熱中症や熱射病に対応しているものもあります。

使用者賠償責任に対応できるもの

万が一の労災訴訟に対応できる補償であることが重要です。保険の内容や特約の内容を確認してみて下さい。

建設業の保険のお悩みはこれで一発解決!ぜひこちらの記事をご覧ください>【まとめ記事】これを見れば「建設業」で”今”必要となる保険がわかります!!”約10年”の実績をもつ名古屋の損害保険代理店が徹底解説

建設業28業種に特化した記事はこちら>【保険代理店”目線”のまとめ記事】28種類もある建設業の種類について「建設業許可」で分類される各業種を徹底解説!

 

今回のまとめ

鉄筋コンクリートは我々の生活に欠かせないもので、鉄筋工事業のお仕事は今後も変わらず重要なお仕事になります。作業員の方や職人さんが安全に安心してお仕事ができるように保険でお役立ちできる事もあると思います。

また、建設業の中でも特に土木や基礎工事は若い人が少なく職人さんの高齢化が進んでいると聞きます。保険商品も日々新しいモノが発売されています。人材の確保や今いる従業員さんの為の福利厚生プランとしても活用できる保険もございます。保険の内容の見直しを検討されている方や詳しい保険内容が知りたい方はぜひご連絡ください。

 

■建設業の保険ご相談なら株式会社保険ポイントへぜひご相談ください。相談はもちろん無料です。「建設業の加入証明を元請けに出さないといけない」、「いろいろなところから案内DMが来ているけれど、何がひつようなのかわからない」などどんなご相談でもお待ちしております。

TEL>052-684-7638

メール>info@hokenpoint.co.jp

 

お電話、メールどちらでもお待ちしております。