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突然のトラブルに慌てない!事業継続計画で企業を守る

予測不能な災害やトラブルが発生したとき、企業がいかに早く通常の業務に復旧できるかは、経営の存続を左右する重要なポイントです。そのため、多くの企業で注目されているのが事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)です。そして、危機に備えるためのもう一つの重要な手段が損害保険です。災害や事故による経済的損失を補償する損害保険は、BCPの実効性を高めるために欠かせないパートナーと言えるでしょう。しかし、単に保険に加入するだけではなく、BCPと損害保険をどのように組み合わせるかがリスク管理の成功を左右します。
【目次】
1.事業継続計画(BCP)とは
2.窮境企業とBCP
3.今回のまとめ
1.事業継続計画(BCP)とは
事業継続計画(BCP)とは、自然災害・火災・サイバー攻撃など予期せぬ事態が発生した場合に企業が事業を中断させずに、あるいは迅速に復旧させるための計画のことです。BCPでは、リスクの洗い出し、対策の実施、そして定期的な見直しなどが行われます。損害保険は企業が被る様々な損害を補償する制度ですがBCPと密接な関係があります。
【リスクの特定】損害保険会社は企業のリスクを特定し適切な保険商品を提案することでBCPの策定を支援します。
【保険金の支払い】災害発生時などに保険金が迅速に支払われることで企業は事業の復旧を早めることができます。
【リスクマネジメント】損害保険会社は企業に対してリスクマネジメントに関するアドバイスを行うことでBCPの改善に貢献します。
損害保険がBCPに貢献する具体的な例
【自然災害】火災・地震・風水害など、自然災害による建物や設備の損害に対して保険金が支払われ復旧費用を捻出できます。
【事業中断】自然災害や事故により事業が中断した場合、事業中断の損害に対する保険により収入の減少を補填できます。
【サイバー攻撃】サイバー攻撃によるデータ漏洩やシステム障害に対してサイバー保険が支払われ復旧費用や損害賠償費用をカバーできます。
【製品リコール】製品に欠陥が見つかりリコールが発生した場合、リコールに対応した保険が支払われ費用を負担できます。
損害保険を選ぶ際のポイントとしては、どのようなリスクをカバーしたいのか、損害が発生した場合にどの程度の保険金が支払われるのか、保険金が支払われる際に自己負担となる免責金額の設定があるのかなど、損害保険会社によってサービス内容や保険金支払いのスピードなどが異なるため比較検討が必要です。
2.窮境企業とBCP
ゾンビ企業という言葉を耳にすることがあります。定義は複数ありますが、「事業に懸念があるが事業再構築することなく債権者や政策支援により破綻を免れている」窮地企業のことを意味します。そのような企業を損害保険が直接救うことは困難です。損害保険は、発生した損害を補償するものであり、企業の経営そのものを立て直すための手段ではありません。しかし、損害保険はゾンビ企業が抱えるリスクを軽減し事業継続を支援する役割を果たすことができます。例えば以下のような方法が考えられます。
1.リスク管理のサポート
<リスクアセスメント>企業が直面する潜在的なリスク(自然災害、事故、サイバー攻撃など)を特定し対応策を提案。
<リスク低減策の提案>保険加入だけでなくリスクそのものを減らすための対策(設備改善、従業員の安全教育など)を支援。
<経営リスクコンサルティング>ゾンビ企業が持続可能なビジネスモデルに転換できるよう経営リスクを見直すアドバイス。
2.柔軟な保険商品の提供
<分割払い>保険料の支払いを分割にすることで、財務負担を緩和。
<最低限のカバー商品>企業のニーズに合った必要最低限の補償内容を提供する保険を作成。
3.教育・研修プログラムの提供
<専門家によるアドバイス>損害保険会社は、リスクマネジメントに関する専門知識を持つため、企業に適切なアドバイスを提供することができます。
ただし、これらの支援だけではゾンビ企業が根本的に再生することは難しいケースもあり以下の点も重要です。
【経営改革】借金返済計画の策定、コスト削減、新たな事業展開など、経営改革を積極的に行う必要があります。
【財務改善】資金調達や資産売却などを通じて財務状況を改善する必要があります。
【従業員のモチベーション向上】経営陣は従業員のモチベーションを向上させ企業再生への協力を促す必要があります。
損害保険は、ゾンビ企業の再生を支援する一つの要素に過ぎません。ゾンビ企業が再生するためには、経営陣、従業員、金融機関、政府など、様々な利害関係者が協力し総合的な対策を講じることが必要です。
3.今回のまとめ
損害保険は、BCPをより効果的に実施するための重要な要素の一つです。損害保険を活用することで企業は予期せぬ事態に備え、事業の継続性を高めることができますが、あくまでもリスクを軽減するための手段の一つにすぎません。BCPは、損害保険だけでなく事業継続に必要な様々な対策を総合的に検討する必要があります。また、財務状況が厳しい企業の場合、損害保険の加入が難しい場合があります。 BCPの策定は企業の規模や業種によって異なります。損害保険の導入を検討されている場合は、ぜひ専門の保険代理店にご相談ください。
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