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中小企業の人手不足が深刻化 採用の工夫とは

中小企業の人手不足が深刻化 採用の工夫とは

労働省では「人口減少社会における中小企業・地域を支える産業における労働者の能厚生力発揮」を検討テーマにとして議論がされています。中長期的な人手不足の課題や中小企業などの人出確保への対応、労働政策の在り方などを論点に検討を進めていき、令和6年度末には報告書がとりまとめられる予定です。

【目次】

1.人材不足が起きている要因

2.人材不足による企業への3つの影響

3.中小企業の採用戦略取り組みの例

4.今回のまとめ

 

人材不足が起きている要因

昨今の人材不足の深刻化には、複数の要因が関わっています。

少子高齢化の加速

日本は急速に少子高齢化へと向かいつつあります。総務省統計局が公表しているデータによれば、2023年10月1日時点で日本の総人口の実績値は1億2435万2千人で、前年比で59万5千人の減少(13年連続減少)となっています。2055年には1億人を下回ると推計されており、人口減少に伴って生産年齢人口も減っていき少子高齢化が加速することによって、働き手が減少していくのは避けられない問題となっています。

人材のミスマッチ

人材を採用するにあたり、企業が求めているのは「求める能力を発揮できる人材」のはずです。働きたいと考えている人と、働き手が欲しいと考えている企業の双方のニーズがうまくマッチングできていないことも、人材不足に拍車をかけている原因のひとつと考えられます。

DX推進の遅れ

DX推進が遅れているケースがあることも、企業が人材不足に陥っている理由のひとつです。DX推進の遅れは、生産性や業務効率の低下とも深く関わっており、従業員の不満から始まり、人材流出等に伴う、人材不足につながると懸念されています。

人材不足による企業への3つの影響

人材不足に陥ると、企業はどのような影響を受けるのでしょうか。

労働環境の悪化

働き手が不足すると従業員ひとり当たりの業務量が自ずと増え、長時間労働が慢性化しやすくなり、残業時間が増大するリスクが高まります。その結果労働意欲や積極性が低下する恐れもあります。また、従業員が十分な休息時間を確保できなくなれば、心身の不調や生活環境の悪化にもつながりかねません。

離職者の増加

人材不足が長らく解消されない状態は、従業員の負担が解消されない状況が継続しているということでもあります。そのような職場環境であると、より労働環境の良い職場が見つかれば、退職や転職を決断する従業員が増えていく可能性があります。また、離職者の増加は、企業の評判の悪化を招きかねません。

企業価値の低下

人材不足が常態化すると、企業が取り組む事業の継続自体も難しくなる場合があります。事業拡大に向けて投じられる人的リソースも不足します。そのような状況が続くと、企業価値の低下を招く恐れもあります。

 

中小企業の採用戦略取り組みの例

募集を出しても、大手企業にばかり人材が流れてしまう。また応募が来るには来るが、何故か会社とミスマッチした応募者ばかり。そうなってしまう背景には、何かしらの原因があります。有効求人倍率が高く、売り手優位の状況が続く就職転職市場。求人広告のみで応募者を集めるのは難しい中、中途採用に成功している企業では、どのような取り組みを行っているのでしょうか?

□ターゲットを明確にした的確なアプローチ

「どのような人材を採用したいのか」を明確にすることが重要です。ターゲットによって中途採用成功へ向けたアプローチは変わってきます。ターゲットを明確にした結果、1,000名を超える応募者を集め、スムーズに中途採用の成功に結びついた例があります。

□人材データベースの使い方を学ぶ

転職サイト等を通じてのスカウトメールは同じ文章の使いまわしになりやすく、求職者に響くものはありません。求職者の情報を読み込み、文面へ反映した上でスカウトメールを送る。前の週の開封数や応募数をチェックし、文面をブラッシュアップする。大変ではありますが、常に反応のよい方法は何かを模索しながら、採用成功へ結び付けていった例があげられます。

□採用率と離職率の確認

自社の採用状況と離職率の確認をした際、離職率が高い場合は、給与や福利厚生、労働時間、職場環境といった点を見直す必要があります。また募集内容と人材とのミスマッチが発生していないか、特に離職率の高い部署はないかといった、様々な課題を多角的に確認してみた結果、採用率がアップした例があげられます。

今回のまとめ

人材不足の問題点を把握したら、経営者側がそれらを解消するために動くことが重要です。離職の原因となっている課題や労働環境を見直さずに採用を続けても、離職率の低下は期待できません。労働環境を整備し、時には大きな改革も恐れないことも、人材不足解消には必要不可欠と言えるでしょう。また、従業員が長く働いていく中ではケガや病気などのトラブルもあるでしょう。保険商品の中には労災の上乗せとして、不測の事態に備える商品もあります。これらの保障を導入することで求職者の気になる部分に備えることもでき、採用の一助となる場合もあります。気になる方はぜひお近くの代理店まで一度ご相談ください。

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