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コンクリート圧送工事における主な事故例と保険

コンクリート圧送工事における主な事故例と保険

コンクリート圧送とは、生コンクリートをコンクリートポンプを使用して油圧や機械的圧力により所定の型枠内に生コンクリートを圧送し打ち込む建設専門工事業になります。鉄筋コンクリート造のビルやマンションの建築に欠かせない工事であり、近年においては建物の高層化・巨大化により耐震性・耐久性を追求するコンクリートの高性能化が進みより一層、建設産業の中で大切な部分を占めています。また、打ち込んだ生コンクリートが固まる時の強度設計など「生きもの」である生コンの扱いは非常に難しく専門の知識が必要とされます。今回は、コンクリート圧送工事における主な事故例について触れていきたいと思います。

【目次】

1.コンクリートポンプ車による事故事例

2.ホース類の破裂や圧気による爆発

3.今回のまとめ

 

コンクリートポンプ車による事故事例

◎ブーム破損による事故

ブーム破損による事故は、発生頻度の低い事故ではありますが過去に死亡事故も発生しており、点検や・検査の徹底を求められています。

(事故事例)

圧送作業中にブームが破損し降下してきたブーム先端部が激突し破損

(対策)

複雑な構造を持つブーム車ですが、長時間の使用による金属疲労で亀裂が生じやすい部分には、重要点検箇所としてあげられています。この重要点検箇所を日頃から的確に点検することがブーム破損などの重大災害を未然に防ぐ最大の防止策になります。

・日常点検、法定点検(定期自主検査・特定自主検査)におけるブーム点検・検査の徹底

・グリスの汚れ・サビ等をきれいに清掃し、ブームの重要点検箇所(溶接部、補強部の端部、リンク・ピンおよびボス部、引張応力がかかる部分等)を目視、作動させた際の異音、深傷器などによりクラックや変形・損傷がないかを点検する

・異常を認めたときは、直ちに補修その他必要な措置を講ずる

◎送・配電線付近のブーム操作による感電

送・配電線が付近にある現場でブーム車で圧送作業を行う場合は、ブーム操作時の感電事故防止に最大限の注意が必要です。感電事故は当事者が被災することはもちろん、周辺地域の停電事故など重大な事故につながる危険性があります。電圧の高い電線にブームが近づくと、直線電線に接触しなくても火花放電により電気が流れるため電線とブームとの間に安全な距離を保たなければなりません。

(対策)

安全距離を確認し、尊守する(安全距離は通電電圧・電力会社の地域により異なります)

・送・配電線付近でのブーム作業となる現場には事前打ち合わせにおいて、電線への絶縁防護具の装着や危険防止のための囲いを設置、監視人の設置など、感電防止対策を要請し確認すること。

他にはコンクリートポンプ車の転倒やアウトリガによる事故などが発生する危険性があります。また、工事現場内でコンクリートポンプ車を使用中に対人対物事故が発生した場合には、車両ごとに加入している自動車保険が優先して対応することになります。

ホース類の破裂や圧気による爆発

◎コンクリート輸送管・ホール類の破裂

コンクリート圧送工事で最も発生頻度が高い事故が、コンクリート輸送管やホース類の破裂によるものです。

<原因>

・輸送管やホースの摩耗・劣化

・圧送中の閉塞による急激な高負荷

・生コンクリートへの異物・大粒径骨材の混入による急激な高負荷

・コンクリートポンプの吐出量を上げ過ぎることによる高負荷

破裂により、高圧で圧送されていた生コンクリートが一気に噴き出し飛散したり、輸送管ごと飛びはね・落下するなどにより、物損・人身事故に至る危険性があるとともに、打設工事が中断することでコールドジョイントの発生(先に打ったコンクリートが固まってしまう現象)など、構造物の品質へ大きな影響を及ぼす可能性があります。

<対策>

・輸送管・ホース類の日常点検と早期の交換

・打込み・締固め作業と連携した無理のない吐出量による安全な圧送・配分作業

・ブーム圧送作業における落下防止装置の確実な装着

◎圧気による爆発

圧送中の輸送管内の生コンクリートは、コンクリートポンプによる機械的圧力で押し運ばれており、輸送艦内部の空気には常に高い圧力がかかっています。この圧気は、圧送を中断した後もしばらくの間輸送管内に留まっています。

<事故事例>

・圧送中に閉塞したため、解除しようとして高い圧気が残ったままの閉塞箇所の輸送管を一気に外し、噴き出した生コンクリートが激突して被災。

・長距離配管に残ったコンクリートをエアコンプレッサにより空気圧で洗浄中、輸送艦先端部より飛び出した洗浄クリーナが激突し被災。また、反動で跳ね上がった輸送管に激突し被災。

<対策>

・閉塞解除の際は、閉栓箇所の輸送管のジョイント(綱手)部を一気に外さず、徐々にゆるめモルタル分の吹き出しや圧気の抜ける音が収まるのを待ってから外し、解除作業を行う。

・輸送管の洗浄の際は、先端ホースを外し先端部にクリーナ受けを取付ける。

今回のまとめ

コンクリート打設工事はご紹介した事故事例を含めて様々な事故が想定されます。現場内での第三者への対人対物事故、作業員の労災事故、また「戻りコン」や「残コン」の問題などもあり、ひとたび事故が起こると様々な対応が必要となります。保険で対応する場合も、自動車保険、現場の保険、労災保険など事故によって使用できる保険も変わってくるのでしっかりと対応できる保険に加入しておく必要があります。ご心配の方は是非、お問合せ下さい。

 

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