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学校法人に取り巻くリスクに対し保険で備える方法とは

学校法人に取り巻くリスクに対し保険で備える方法とは

近年、生徒間のいじめや教職員による生徒に対する体罰などの学校に関わる問題が新聞や週刊誌等で数多く報道されています。また、権利意識の高まり等を背景として、学校が生徒や保護者などの第三者から損害賠償請求を受けるリスクも年々高くなってきていると考えられ、学校経営におけるリスクマネジメントは、極めて重要な経営課題になっているといえます。今回はそのような学校法人に関わるリスクと損害保険についてを取り上げていきます。

【目次】

1.学校をとりまく環境の変化と想定される事故事例

2.学校が負う法律上の損害賠償責任と損害保険について

3.今回のまとめ

 

学校をとりまく環境の変化と想定される事故事例

最近では学校内外での環境がどんどん変化しており、学校運営のリスクは年々高くなっているように感じます。

【学校をとりまく環境の変化】

・少子化による学校間の競争激化

・保護者の要望の多様化、権利意識の高まり

・いじめの増加と深刻化

・入試の採点ミスにより問われる学校の責任

・精神疾患で休職する教職員の増加

これらにより学校運営のリスクは徐々に上がりつつあります。

【想定される事故事例】

・教師からのハラスメントが原因で精神的苦痛を被ったとして、生徒の両親から学校が損害賠償請求された。

・入試における採点ミスで、本来合格していたはずの生徒を不合格にしていたことが発覚した。学校は合格者を追加するなどの措置をとったが、既に他校に支払った授業料などを損害賠償請求された。

・体育の授業中に態度が悪いとして、教師が生徒を素手でたたいたところ、当たり所が悪く鼓膜が破れてしまった。被害生徒の保護者から、学校の監督責任を追及され、学校が損害賠償請求された。

・取得させることになっていた資格を学校側の申込み手続きミスで受験させることができなかったため、就職先の変更を余儀なくされた生徒から損害賠償請求された。

・学校で同級生にいじめられているとして担任に相談していたが、学校は適切な措置をとらなかった。結果、いじめられた生徒が転校を余儀なくされたとして、生徒の両親から慰謝料などを損害賠償請求された。

・学校の発行した刊行物が著作権を侵害しているとして損害賠償請求された。

などなど身近に起きそうな事故事例がたくさんあります。

学校が負う法律上の損害賠償責任と損害保険について

次に学校が負う法律上の損害賠償責任と損害保険について触れていきます。

学校サイドは教師を管理・監督する責任が生じます。よってひとたび生徒間のいじめや体罰、ハラスメントが起きれば、生徒やその保護者は学校と教師に対し損害賠償請求する可能性が起きるということです。そこで学校法人様にとって強い味方となってくれるのが学校法人向けの業務過誤賠償責任保険です。

学校法人向け業務過誤賠償責任保険の6つの特徴とは

①経済的損失など学校をとりまく賠償リスクをワイドに備えることができる

施設賠償責任保険では対象とならなかった、学校運営上のミスや生徒・保護者等に対する名誉棄損等による損害賠償請求など、学校をとりまく損害賠償リスクに対し備えられます。

②「いじめ」「体罰」「ハラスメント」の学校運営リスクに対応

最近の学校運営では、生徒間のいじめ、教師から生徒に対する体罰やハラスメントなど賠償リスクが年々高くなってきており、その結果学校運営を揺るがしかねない高額の損害賠償責任を問われる可能性もあります。この保険では、これらの学校運営リスクに対応することができます。

③将来の損害賠償請求リスクをあらかじめ防止することが可能

危機管理実行費用特約により、いじめ、体罰、ハラスメント、または採点ミスが発覚した場合に、被害にあった生徒に対して、見舞金、見舞品費用、おわび状の作成・送付費用、新聞への謝罪広告の掲載費用等を危機管理実行費用として将来の損害賠償請求に発展するリスクをあらかじめ防止します。

④試験の採点ミスによる損害賠償責任リスクにも対応

入学試験の合否判定のプログラムミス等が原因で、本来は合格していた受験者を不合格にしてしまい、入学できなかったことにより余計に発生した費用や、慰謝料等について損害賠償請求されるリスクが年々高まっています。この保険では、そのような場合に被害者へお支払いする見舞金等やさらに損害賠償請求に発展してしまった場合も対応します。

⑤教育実習生や臨時教師のミスによる損害賠償責任リスクに対応

教職員だけでなく、教育実習生や臨時教師、課外活動の指導者のミスによって学校が監督責任を問われた場合のリスクにも対応しています。

⑥著作権侵害等の知的財産権リスクにも備えられる

学校配布物の記載内容が著作権を侵害しているとして損害賠償請求された場合等、知的財産権の侵害による損害賠償責任リスクも特約を用意して備えられます。

以上の幅広いニーズに対応する学校法人向けの業務過誤賠償責任保険は学校法人にとってとても心強い保険となります。

今回のまとめ

保険でそなえているからトラブルをおこしても大丈夫というわけではありません。あくまでも学校は教師に対して管理・監督責任がございます。しかしながら教師もひとりの人間であり、間違いを起こすことだってあり得ます。その時の損害賠償リスクにそなえ、今回ご紹介の業務過誤賠償責任保険を用意することは学校法人経営者様の支えとなってくれるはずです。

 

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